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"業務のスリム化と新規集客、どちらも実現できました"DIYスタジアム ホームセンターユニディ狛江店さま|主催団体インタビュー

DIYスタジアムは、ホームセンター「ユニディ」内にあるDIYや園芸、ホビーなど、さまざまなものづくりが体験できるスペースです。ホームセンターで販売されている商品を使い、DIY初心者向けの工具講座から本格木工・リノベーションまで種類豊富な講座を開催しています。

DIYスタジアム ユニディ狛江店がストアカを導入したのは2019年から。狛江店での導入効果の影響から相模大野店、千鳥町店でも順次ストアカを導入しています。

ホームセンターなど商業施設にてストアカを導入した結果、どのようなメリットがあったのでしょうか。
狛江店にてストアカの導入を立案し、軌道に乗せることに成功されたDIYスタジアム講師および講座企画担当の掃部関(かもんぜき)さまにお話を伺いました。
(取材日:2024年8月28日)

今回お話を伺った主催団体さま
DIYスタジアム(ホームセンターユニディ狛江店)
東京都狛江市にあるホームセンターユニディが運営する、
DIYやリノベーション、園芸・ホビー・アートなどの体験スペース。
2019年よりストアカ登録、教えた人数は5,700名を超える。
受賞歴
2023年 ストアカンオブザイヤー、カテゴリー賞「DIYものづくり部門」
2022年 主催団体賞、カテゴリー賞「DIYものづくり部門」
ストアカ教室ページ▶https://www.street-academy.com/organizers/diystadium


店頭受付からWebへ移行するために

ストアカ編集部(以下、――):ストアカを導入したご経緯をお聞かせください。
DIYスタジアム 掃部関さま
(以下、 掃部関):私自身がユニディへの入社前、別のDIY関連のお店で働いていまして、そこで講座運営の管理にストアカを導入していたんです。
そのお店でも、しっかりとストアカで集客ができている状態だったので、ユニディへ転職してからも継続して利用したいと思っていました。

DIYスタジアムでは毎日のように講座を展開しており、入社当時は講座の予約受付は店頭と電話のみで行っていました。
それで入社後に、DIYスタジアムの講座運営にもストアカを使ったWebでの集客と予約受付を導入することを会社に提案したのですが、実際に利用するまでには少し時間がかかりました。

理由としてはWebでの集客に前例がなかったことと、「店頭のお客様だけに集中して、大切にするべきじゃないか」といった声もありました。
また「ユニディのお客様はWebの利用が得意ではない層が多いのではないか」と、懸念する意見もありましたが、実際にWebでの予約受付を導入したらスムーズに運営できているので、それらは杞憂だったのだと思います。

――:導入するにあたって社内でさまざまなご意見が交わされたのですね。では、どのようにして導入に至ったのでしょうか?
 掃部関
:会社側との話し合いの結果、折衷案を取ることにしました。ですので、最初から全てWeb受付にするわけではなく、これまで通り店頭での受付も継続しながら、新たにストアカにも講座を掲載しWebでの受付も開始し、まずはスタートすることになりました。


――:導入当初は店頭とWebを併用されていたのですね。現在、予約受付はストアカだけに一本化されていますね。
 掃部関
:そうですね、2023年1月からストアカのみで予約受付をするという形式に移行しました。 
ストアカを導入した2019年当初から、受付人数に対してストアカからの予約数の比率を記録していました。 途中コロナ禍も挟んでいるのでブランクはありますが、ストアカでの予約比率がかなり上がってきたことを社内で報告した結果、ストアカを使ったWeb受付に一本化することとなりました。

講座をきっかけに店舗を知る。学びが新たな来店動機に

――:どのような講座を開講されていますか?
掃部関:ホームセンターで開催をしているので、基本的にはホームセンターで扱っている商品に関連するようなことを講座にしています。
講座の企画は、お客様のご要望からが一番多いと思います。
例えば「電動工具を使いたいけど、全く初めてなので怖い」というお声を講座に反映させたり。また、店頭で質問されたことをそのまま講座にしちゃうこともありますよ。

あとは、店舗の売り場と連携をとり、販売している商品を講座に使用することもあります。主にホビーや工具やリノベーション系の講座、電子工作の講座などは商品をお試しいただきながら学べるものが多いかと思います。

あとは、季節感も大切にしています。例年夏休み期間については、夏限定講座としてお子さんが参加できる講座を開催しています。もちろん大人の方だけで参加いただいてもいいのですが、自由研究や工作の課題などにも役立つ講座を展開しています。

また、夏限定の竹ライトの講座については、地域の竹林保全のボランティアの方にもご協力いただき、地域の方々との繋がりの場としての役割も大切にしています。

――:講座で使った商品などが直接店舗の売り上げに直結することはあるのでしょうか?
 掃部関:DIYスタジアムの店舗内での役割は、講座を通じてお客様にお店へ来ていただくきっかけをつくることなんです。

ですので、電動工具の講座をやったからといって電動工具が売れるわけでも、購入を勧めるわけでもありません。
 電動工具の講座に参加された方がトイレットペーパーを購入いただいたりとか、全く関連がないことも多いのですが、「とにかくお店にお客様が来てくれて、ついでにお買い物もしてくださったら嬉しいな」と思っています。 

――:どなたが講師をされているのですか?
 掃部関:主に私ともう一人のスタッフの2人で講師をしています。
DIYスタジアムを立ち上げたばかりの頃は、店舗の売り場から担当者が講師をしていたのですが、人員配置の兼ね合いもあり、現在はDIYスタジアム専属スタッフである私たちがほぼ全ての講座を教えています。

講座の開催日については、お店自体は元旦以外の定休日はありませんが、私のシフトに合わせて開催しています。出勤日は基本的には講座を開催しているような状態ですね。

業務のスリム化と新規集客、ストアカでどちらも実現

――:ストアカを利用して良かったことを教えてください。
掃部関:
やはり一番良かったことは、講座予約から開催までのオペレーションがすごく楽になったことです。

DIYスタジアムのスタッフは基本的に2名でやっていますし、シフトによっては私1名体制ということも多くあります。それにお店自体もすごく忙しいんです。
1つの講座の参加人数が仮に10人だとして、基本的にはうちは毎日のように講座をしていますので月間で数えるとかなりの人数になります。

店頭と電話で受付をしていた頃は、その対応だけでもかなりの業務量になります。
合わせて、講座当日はサービスカウンターでお客様のお名前を伺って、お金をいただくというやり取りも発生していました。
ストアカを導入したことで、予約の受付から決済までWebで完結するので、当日はストアカから出力できる参加者名簿で出席確認をするだけになりました。

ストアカに受付窓口を一本化したことで、予約の受付から当日のレジ業務まで現在は完全にゼロになりました。少人数で回している現場なので、すごく業務が軽くなったことが一番のメリットだと感じています。

――:他にオペレーション面でメリットを感じていることはありますか?
 掃部関:
そうですね、当日の無断キャンセルがとても減ったことも良かった点だと思います。

実は店頭と電話で受付していた頃は、無断キャンセルの対応に悩んでいました。キャンセルの電話をくださるお客様もいらっしゃるのですが、「キャンセル料だけ払いに来てください」とはなかなか言えないですよね。

ストアカは予約時の事前決済ですので未入金のリスクがありません。また、キャンセル対応期日も主催団体側で設定できるので、当店では前日までは生徒ユーザーがキャンセル操作ができるようにしています。また、期日を過ぎたキャンセルの場合は返金義務がないというルールですので、ストアカからの予約で直前キャンセルはほとんどありません。

また、ストアカには「キャンセル待ち登録」という機能があるので、空席が出た場合はキャンセル待ちをしてくださっている生徒ユーザーへストアカから連絡が入る点も助かっています。

――:集客についてはいかがでしょうか?
掃部関:
集客に関しては、講座によっては「キャンセル待ち」が多く出ることもあり、お客様の需要に応えたくて「追加日程を用意したい」と思ったときもありました。しかし、店頭のチラシのみで募集をしていた頃は、お客様へ追加日程の告知をすることがとても難しかったんですね。

それがストアカですと、日程追加をすれば「受けたい登録」をしてくださっている生徒ユーザーさんへ自動で連絡がいきますし、こちらからも「日程を追加しました」と、SNSで流すこともしています。結果すぐにアクションが起こりますので、集客のスピードがとても速いものいいですね。


――:ストアカ導入前後で、講座に参加する客層に変化はありましたか?
 掃部関:やはり新規の方がすごく増えましたね。
店頭のみで募集をかけていた頃はリピーターさんがメインでしたので、そこにストアカから新規の方が上乗せされているという状況でしょうか。

一番の変化は『ホームセンターの商圏外』から、新規の方がいらっしゃるようになったことだと思います。例えば「電車で2時間かけて来ました」とか「高速道路を走って他県から」など、休日や夏休み期間は特によくお聞きしています。

ホームセンターのチラシでは出会えない層が来店されるようになった点は、やっぱりWebならではの集客だと感じています。


「ホームセンターでしかできない講座」で、さらなる顧客満足を

――:今後、講座をどのように展開したいとお考えですか?
掃部関:
私としては『ホームセンターでしかできない講座』をやりたいという想いをもち、これまで講座を企画してきました。
現状、電動工具やリノベーション、 園芸やインテリア、最近では『レジンで作る板アート』などホームセンターならではのアート講座もニーズが上がってきています。まさに、『ホームセンターならでは』のさまざまな講座をたくさんのお客様にご受講いただき、うれしく思っています。

今後の展開としては、これまで通り単発の対面講座を基軸に、さらに腕を上げたいお客様を対象としたレベルアップ講座もやっていきたいと考えています。

講座をスタートしたばかりの頃は、お子様向けの講座であれば1回1000円くらいのイベント料金のみでやっていた時もありましたが、最近ではレベルを上げたり、内容をさらに充実させたりと、高単価の講座も掲載しています。

そのような単価の講座もニーズがあり、しっかりと集客ができるようになってきましたので、「お金をかけてきちんと学びたい」と思われている方が、ストアカの生徒ユーザーにはたくさんいらっしゃるのだと感じています。  


――:最後に、ストアカの導入を検討中の企業や店舗の方にアドバイスがあればお願いします。
掃部関:当店も、ストアカに予約窓口を一本化したばかりの頃は、「なんで店頭で受け付けてくれないんだ!」と、強めに言われるお客様もいらっしゃいました。
まずは「皆さんに予約はWebのみでお願いしている」と、お話ししたうえで、ストアカに登録してもらうところから操作をお伝えしたりして、地道にWebの予約へと切り替えていきました。

最初のうちは大変なこともありますが、一度登録してもらうと、あとは継続的な集客につなげられますし、波に乗ってしまえばスピード感のある集客や講座運営ができるようになるかと思います。

当社も、狛江店のこれまでの実績を見て、同じくDIYスタジアムの相模大野店と千鳥町店でもストアカを2024年の春から導入し、2店舗とも昨年と比べてすごく集客ができていることが実証されています。

当店も導入までは社内でさまざまな意見や懸念もあり、導入までに時間もかかりました。しかし、現在では会社から「ストアカも検討してみよう」と、他の店舗での導入も始まっています。もし、講座ができるスペースをお持ちのお店であれば、集客の新たな導線として参考いただければ幸いです。

DIYスタジアム(ホームセンターユニディ狛江店)さまの講座はこちらから


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