【主婦・ママ先生の教えるストーリー】活躍する主婦・ママ先生に、家事・育児と仕事を両立するコツや工夫を聞きました!
こんにちは!ストアカ編集部です。
ストアカでは、主婦・ママの先生方が数多く講師としてご活躍されています。
コロナ禍を経て、先生も生徒も主婦のユーザー様が一層増加しました。
好きなことを活かして働くスキルシェアの概念や、オンライン講師という場所を問わない働き方は、家事や育児で忙しい女性にとって、自分らしく働くための選択肢の1つです。
今回は得意分野やスキルを磨き、講師として教えるという選択をされた主婦・ママ先生に、どのようにして今の働き方を築かれたのか、そのストーリーを伺いました。
育児中の家事のスキルを活かし、オンライン料理講師に タルト タタン先生
現在の働き方に至るまでのストーリーを教えてください。
大学卒業後、管理栄養士国家資格の免許を取得し、食品関係の企業にて商品開発に携わりました。
その後、特別養護老人ホームの立ち上げ、インド料理店の店長、印刷会社など、さまざまな業種や仕事を経験してきました。その後、結婚してから子どもができるまでは、職業としての専業主婦を楽しみ、あらゆる家事に本気で取り組んできました。
組織に属して働いているときは、周囲の目が気になり、自分の実力を発揮できないことがよくありました。短い間でしたが出産前に個人事業主として働いており、その際に自分の仕事に対しての評価が思っていたよりも高かったため、自信を取り戻しました。
この経験があったので、今後もし働くことがあれば、個人事業主として働こうと思っていましたが、具体的にどうすればいいのかはわかりませんでした。
子育てを経て、世の中のDX化が進むのを感じてはいましたが、新しいことを学ぶ時間も心の余裕もなく、どんどんすり減ってしまいました。
このまま外の世界を知らずに子育てと家事に専念するか、働きに出るか非常に悩みましたが、コロナ禍になり、暗いニュースを毎日見たときに、何か私にも役に立てることがないかと思い、作り置きの自主練をはじめました。
近所のショッピングセンターで働くことも考え、一度は面接を受けましたが、全くピンとこず、私が役に立つのはここではないなと感じました。
たまたま料理家事代行業を見つけ、思い切って働きに出たところ、こちらが思っている以上に喜ばれ、感謝されることに大変驚きました。料理は好きで得意なことでしたし、とにかく喜ばれるので、失敗や辛いこともありましたが続けることができました。
子どもが大きくなり、もう少し長く働きたいと思い始めたのですが、昼から家事代行をすると家に帰るのが遅くなり、子どもの帰宅時間に間に合わないうえに、晩御飯を作る気力がどうしてもわかないため、どうしたものかと考えていたところ、家で料理教室をすればいいのでは?とひらめき、ストアカで講師デビューをしました。
講師業を始めて良かったことを教えてください。
家事代行業に興味のある方がたくさんいらっしゃり、非常にたくさんの方に受講していただけていることに感謝しております。
また、家事代行では家から1時間圏内など、訪問できる範囲は決まっていますが、ストアカ講師業を始めてからは、遠く北海道やアメリカにお住まいの方にまで、作り方をお伝えすることができます。初めてリアルタイムで一緒にガパオを作ったときは鳥肌が立ちました。
家事や子育てと講師業を両立するために工夫している点があれば教えてください。
家で料理教室をするので、子どもの帰宅時間に家にいるようにしています。私は母がフルタイムで働いていたため、帰宅時に母がいなくて、学校での話を聞いてほしいときに聞いてもらえないのが不満だったため、そこは譲れない点でした。
パソコンでする仕事は娘の習い事の待ち時間などをフル活用して、どこででもできるようにしています。
土日は今のところは家族との時間に充てています。
家事のうち、料理は仕事で山ほど作るため、特に考えずに済んでおり、作りすぎた場合は近所に住む母に届けています。非常に喜ばれています。
普段の掃除はルンバを使っています。水回りの最低限の掃除は自分でしています。1か月に一度、料理家事代行で稼いだお金で、掃除家事代行をお願いしています。
ロボットや家事代行は、自分の心の負担を減らすために積極的に利用しています。
息子や主人には、「専業主婦はいなくなった」宣言をしており、洗濯物にまつわることは自主的に動いてもらうようにしています。
今後、ますます忙しくなることを想定して、整理収納の家事代行の方にも来てもらって、家中の家事が回りやすくなるように見直してもらっている最中です。
これから先生デビューされたいと思っているママや主婦の方にエールがあれば教えてください。
私は2年前まで、家事と育児の空いた時間で、毎日ジムに通うだけの普通の専業主婦でした。
収入は0でしたが、”自分にかかるお金くらい、自分で稼ぎたいな”と思っていました。
きれい&広い素敵なキッチンでないと、料理教室はできないと思っていましたが、狭い空間でも工夫次第で可能です。
また、自分が当たり前だと思っていることが、思っている以上に喜ばれることに驚きます。子育てが始まったばかりの世代からすると、いつの間にか頼れる世代になっていたようです。
今は得意で好きなことで人の役に立つことができ、お金までもらえるなんて、「なんとありがたい!」と思っています。
何でもやってみないとわからないので、どんどんチャレンジしてみたらいいと思います。やってだめなら、ほかの方法を探せばいいと思います。私はとりあえず1年間はやってみようと決めて始めました。子どもたちに、チャレンジする母の背中を見せてみませんか?
得意のフィンランド語を活かして海外から教える たにしき あやこ先生
現在の働き方に至るまでのストーリーを教えてください。
私は横浜の電機メーカーで約5年間OLとして働いた後、海外で自分の能力を試したいという思いから、1年間日本語教師としてフィンランドで過ごしました。
帰国後、北欧の商品を扱う企業に入社し、自社のブランディング活動や北欧雑貨のバイヤー、雑貨販売企画、フィンランド語の講師など、フィンランドに関わるさまざまな職種を7年間経験しました。
その後、結婚を機に夫の仕事の関係で海外に移住し、専業主婦となりましたが、以前の職場でお世話になった取引先からの依頼を受け、フィンランドのアーティスト来日時のアテンドや通訳、CDの翻訳などの仕事をしながら過ごしていました。
一人目の子どもが生まれ、日本に戻り子育てに専念しました。二人目が生まれて間もなく個人事業主として独立し、引き続きアテンドや翻訳の仕事や中小企業の翻訳業務、またフィンランド語の対面レッスンも場所を借りて行っていました。
子供たちも保育園に通えるようになり、長女が3歳になった頃、自宅でレッスンを行えるストアカというプラットフォームを知り、フィンランド語の講師として登録し、現在に至っています。
現在の働き方に至るまで、努力された点や工夫された点があれば教えてください。
育児が始まった頃からはSNSで発信する時間や心の余裕も無く、そういう世界から遠のいていた為、まずはInstagramでの発信方法、パソコンを通してどうしたら分かりやすく講義出来るか等、様々なパソコンツールを学びました。
講座中の工夫としては、多くの生徒さんとマンツーマンのレッスンを行うため、生徒さん用のノートを用意し、進行具合や皆さんがどのような点でつまずいているのかを把握することはもちろんの事、趣味や何気なくした会話、など、ノートに記録して覚えておくようにしました。
次のレッスンでは、そのノートに基づいて話題を取り上げ、レッスン以外の雑談もよく行います。その結果、心の距離が次第に近づき、毎回のレッスンが楽しく進行するようになりました。難しいフィンランド語の学習の合間に、私との雑談を楽しんでレッスンに参加してくれる姿がとても嬉しかったです。
講師業を始めて良かったことを教えてください。
私の場合、社会と再度つながれたことが大きかったです。
子どもがいることの喜びは大きかったですが、育児に専念していた頃は、子育てだけの毎日に孤独を感じたり、それまで長年仕事をしてきたものをすべて手放してしまったため、自分らしくいられることと現実への葛藤が大きくなってしまいました。
また主人は海外への転勤が多いため、この先会社に勤めたりすることは必然的に不可能になってしまいます。このまま外に出て働くことは難しいのかなと感じていた時にストアカの存在を知りました。オンラインで講師ができることを知り、需要があるかは分かりませんでしたが、前職で3年程経験して一番楽しかったお仕事、”フィンランド語の講師”として講師登録をしました。
コロナ禍のステイホームも一要因でしたが、フィンランド語を近場で学べない地方の方や、これまで独学で勉強するには難しかったフィンランド語を学びたいという方も含めて一気に生徒さんが増え、私も子育てと講師業で2年程本当に忙しいですが充実した毎日を送っています。また現在は海外在住のため、日本にいなくても出来るオンラインでのお仕事は本当にありがたいです。
何より生徒さんは男性女性問わずさまざまな年代の方がいらっしゃるので、自分の狭い視野も広がり、逆に生徒さんから学ぶこともとても多いです。
これから先生デビューされたいと思っているママや主婦の方にエールがあれば教えてください。
現代の女性は能力も高く、本来女性が持つマルチタスク脳のおかげで仕事もでき、子育てもこなせる方がたくさんいらっしゃると思います。だからこそ「お母さんとしてきちんとしなきゃ!でもやっぱり女性としてイキイキ働きながら輝きたい・・・」というジレンマを抱えている方は本当にたくさんいらっしゃると思います。
でも日本の社会でそうして働こうとするとやっぱり無理が出てきます。
私もその狭間でかなり悩み、辛い時期を過ごしました。
ストアカでオンライン講師という働き方に出会い、スケジュールを自分で調整し、働く場所も選ばず、子どもにも向きあえ、何より自分が得意とする事を仕事にして生徒さんに喜んでもらえる今の環境をとても幸せに思っています。少しでも自分に得意とする事があれば、こういう場でどんどんチャレンジして自分らしく働いてもらえたらいいなと思います。
女性って些細なことに気づくし、包容力もあり優しいので、何かを教えるのは男性よりも本来は何倍も向いていると思うんです!笑
ぜひかっこいいお母さんを目指して下さい!
主婦からカメラの講師へ おおい ゆりか先生
現在の働き方に至るまでのストーリーを教えてください。
元々普通の主婦だった私は息子の出産を機に趣味だったカメラを仕事にしたいと思うようになりました。
カメラスキルがなかったので、コロナ禍ということもあり、オンラインで写真について学び始めました。オンラインではさまざまな先生方と関わることができ、自分の学びたいことを効率的に学ぶことができました。
その経験から勉強することが楽しくなり、学びを深めるために出張撮影会社やスタジオ勤務を経て、今はフリーランスの子ども専門のカメラマンとして収入を得られるようになりました。
現在の働き方に至るまで、努力された点や工夫された点があれば教えてください。
常に自身で優先順位を決め、ルールをもって働いています。
また、「私はママだから、子どもがいるから、もう若くないから」という理由でやりたいと思ったことを諦めたことはありません。
子どもを背負いながら撮影に行ったこともあります。
子どもが0歳、1歳の時保育園にもまだ預けられない頃は子連れで受けさせてもらえる講座があることがとてもありがたく、嬉しかったです。
これから先生デビューされたいと思っているママや主婦の方にエールがあれば教えてください。
”ママだけど頑張りたいと思える方を応援したい”、そんな気持ちから今ストアカで講師として活動させていただいています。
生徒様から「受けて良かった、また受けたい!」と嬉しいレビューをいただけることが私の活力となっています。是非皆さんも自分の好きなこと、チャレンジしたいことを大切に、挑戦してみてください。
時間がない、自分にできるかな?と迷う前に、”まず行動に移すこと!”それが一番大切かと思います。
結び
記事を通じて、家事や育児と両立しながら、自分の好きなことや得意なことを活かしてイキイキと活動している講師の皆さんの姿を見ることができました。
SNSの活用や生徒さんごとのノートの作成など、それぞれが自分のレッスンをより良くするための努力、また家事育児と両立させるためのタイムマネージメントや日々の工夫は、新しい働き方に挑戦したいと思っている方にとって、参考になる情報がたくさん詰まっていますね。
ぜひ皆さんも、自分の好きなことや得意なことを活かして、自分らしい働き方にチャレンジしてみてください。