人見知りの原因と克服方法を解説|人見知りの特徴と克服する6つの意識
初対面の人とうまく話せない、なかなか人と打ち解けることができない……そんな風に悩んでいる人見知りの人は意外と多いでしょう。
知らない人や親しくない人とも和やかに会話したいと思いつつも、そうできずにジレンマを感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、人見知りの原因とその克服方法について解説していきます。原因がわかれば、克服しやすくなるはず。人見知りの自覚がある人は、これを参考に人見知りを克服していきましょう。
人見知りとは?
まず、人見知りとはどういう人のことをいうのかを、おさらいしておきましょう。
人見知りとは、本来は子供が知らない人と話すのを恥ずかしがったり避けたりすることを表していました。しかし、最近では大人の人にもよく使われるようになってきています。
多くの人が初対面の人や親しくない人に対して、ある程度の緊張は感じるでしょう。しかし、緊張を感じながらも、会話がスムーズに進むのであれば、「人見知り」には当てはまりません。また、最初は緊張してもすぐに打ち解けられるのであれば、「人見知り」とはならないでしょう。
つまり大人の人見知りとは、初対面の人や親しくない人に対して極度に緊張し居心地の悪さを感じたり、人の輪の中に入れず一人でいることが多かったり、何を話して良いかわからず沈黙してしまったりするような人や状態のことをいうのです。
人見知りしてしまう原因
上記の人見知りの定義を見て、「自分がそうだ」と感じた人もいるでしょう。ですが、なぜ人は人見知りになってしまうのでしょうか。
子供の人見知りはそもそも人間に備わる防衛本能から来ています。子供の頃は、誰が危険で誰が安全かを見極める情報が少ないため、知らない人に対して本能的に「危険かもしれない」と判断するわけです。その結果、知らない人と話すのを嫌がるという状況になるのですね。
しかし多くの場合は、成長しながらたくさんの人と知り合うことにより、知らない人を危険だとは判断しなくなり、人見知りがやわらいでいくのです。
ですが大人になっても人見知りをする人の場合、成長過程で初対面の人や親しくない人と接した時に、何か傷つくことがあったり、嫌な目にあったりし、それがトラウマになっている可能性があります。それが原因で、大人になってもなかなか人見知りが治らないという状況に陥ってしまうわけです。
人見知りしやすい人の特徴
大人になっても人見知りになるかどうかは、成長過程での経験が大きく関わっています。しかし、同じような環境で育っても、人見知りになる人とならない人がいるのも事実。
では、どんな人だと人見知りになりやすいのでしょうか。ここからは、人見知りしやすい人の特徴をご紹介していきます。
◆警戒心が強い
人見知りしやすい人は、警戒心が強いという特徴があります。警戒心が強いため、人を信用するまでに時間がかかったり、ある程度知り合ってから時間がたった相手でも信用できなかったりするのです。
警戒心が強いと、相手を信頼して心を開くまでに時間がかかるでしょう。心を開けないため、何を話して良いかわからなかったり、いつまでも緊張してしまったりする現象が続きます。
警戒心が強くて人見知りになっている人の場合は、じっくり時間をかけて相手と打ち解けてからは人見知りがおさまるという特徴があります。
◆一人でいるのが好き
一人でいるのが好きだからと言って人見知りとは限りません。しかし一人でいるのが好きな人の中には、一人でいることに慣れているため、人とコミュニケーションを取ることを難しいと感じる人もいるでしょう。
また、多くの人と接する経験値が足りずに、知らない人や親しくない人に対して恐怖を感じてしまう場合もあるかもしれません。
◆自分に自信がない
自分に自信がないと、思っていることがうまく表現できなかったり、「こんなこと言ってもいいのかな?」と不安に思ったりすることも多くなりがちです。自分に自信がないため、相手に悪く取られるのでは?と不安に感じる人もいるはずです。
その結果、初対面の人や親しくない人に対して話しかけるのをためらったり、集団の中で発言ができなかったりして、人見知りしてしまうのですね。
◆傷つきやすい
傷つきやすい人も人見知りしやすいです。これは、過去にあまり知らない人とのコミュニケーションの中で、深く傷ついたことが原因となっている可能性があります。人の言葉に傷つきやすいため、コミュニケーションを取ることを避けることで、自分を守っているわけです。
傷つきやすい人の場合は、人のちょっとした言動で傷ついてしまうこともあり、極度の人見知りにもなりやすいでしょう。
こうした人とのコミュニケーションで傷つきやすい人は、そもそもネガティブ思考になりやすいという特徴もあります。何でもネガティブに捉えがちなため、相手の何気ない一言が悪口や批判に聞こえることがあるのですね。
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人見知りを克服する方法は?
人見知りになりやすい人の特徴を見て、「やっぱり自分は人見知りなのだ」と落ち込んでしまった人もいるかもしれませんね。
しかし特徴やその原因がわかれば、克服することは難しくありません。
人見知りを克服するにはさまざまな方法が考えられますが、ここでは初めの第一歩として取り組みやすい克服方法をご紹介していきます。
【1】自発的に挨拶をする
人見知りで悩んでいる人は、まずは自分から挨拶することから始めてみましょう。挨拶だけで終わったって構いません。まずは自分から挨拶をすることで、人に話しかけることに慣れていくはずです。
もちろん挨拶のあとに自然に会話が始まれば、ちょっと挑戦してみるといいでしょう。何度も挨拶をした相手となら、以前よりは会話がしやすくなっているはずですよ。
【2】笑顔を意識する
なかなか会話を始めることができない、何を言っていいかわからない。そんな時も、笑顔でいればどうにかなることだってあります。
また、単に「はい」「いいえ」などの簡単な答えを言う時でも、無表情で言うよりは笑顔で言った方が相手に好感を持ってもらいやすいでしょう。
また、笑顔でいることで相手を安心させる効果もあります。人見知りの人は自分が人見知りだということで頭がいっぱいになりがちですが、相手だって慣れない人と話すのは得意ではないのに頑張ってあなたと話しているのかもしれません。
また、特に人見知りではない人も、話している相手が無表情だと不安を感じるものです。ですがあなたが口数が少なくても笑顔でいるなら、単に「シャイな人なんだな」と受け取ってもらえるので、コミュニケーションが円滑に進みやすいでしょう。
ちなみに上記でご紹介した、自発的に挨拶をする方法も、笑顔と共に行えばより効果的ですよ。
【3】聞き役に徹する
なかなか自分から話すことができないなら、聞き役に徹するのも一つの手です。「うまい返しができない」なんて人もいるかもしれませんが、意外と「うん、うん。」と相槌を打っているだけでも、どうにかなるものです。
ところどころで、相手に共感するようなことが言えたり、相手を労うようなことが言えたりすればパーフェクト。相手の方も「この人はよく人の話を聞いてくれる人だな」と好感を持ってくれ、どんどん打ち解けることができるかもしれません。
【4】沈黙を恐れない
人見知りの人は沈黙が続くと「何か話さなければ」「ここから逃げたい」などと緊張してしまう人も多いはず。
しかし、あなたが相手の言ったことを無視したわけではないなら、人といる時に沈黙が走ったって問題ありません。また、何かのタイミングで会話は始まるでしょう。
ですが、沈黙が続いたときにあなたが居心地の悪さや恐怖・不安を感じていると、相手にも伝わってしまいます。それがぎこちないムードを生み出すのです。ですから、人と交流するときには沈黙を恐れないようにしましょう。
【5】相手に興味を持って接する
人見知りの人にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、相手に興味を持って接することも大切です。相手に興味を持てば、色々聞きたいことが出てくるでしょうから、なかなか会話も途切れません。
そうは言っても、興味がない人に対して興味を持てないなんて人もいるでしょう。そんな場合は、興味がある相手に対してどんな会話をしているかを思い出してみてください。そこから、使える話題や質問が浮かんでくるはずです。
特に職場などだと、たとえ相手に興味がなくても円滑なコミュニケーションができていた方が、仕事がスムーズに進みます。親しくない人に興味を持てない人は、仕事の一貫だと思って相手に興味を示す努力をしてみましょう。
【6】大きな声でハキハキ話す
人見知りの人は自信がないあまりに、小さい声で話す人も多いものです。また、そもそも声が小さくて、何度も聞き返された経験が原因で、人見知りになってしまっている場合もあるでしょう。そんな人にとっては少し難しいかもしれませんが、大きな声でハキハキ話すことも、人見知り克服には有効です。
大きな声でハキハキ話すことができれば、自信が後からついてきます。
ただ、親しい人とリラックスして話すときでも、声が小さくて聞き返されることがよくあるという人の場合は、大きな声はあまり気にしなくても問題ありません。
そんな場合は、「自分の声、小さすぎてなかなか届かないんです」なんて、ネタにしつつ説明しておけば、相手の方が配慮してくれるかもしれません。
大事なのは大きな声でハキハキ話すこと自体ではなく、自信を持って話すこと。ですから、声が小さくて人と話すのが苦痛だという人の場合は、まず相手の方がそれを受け入れやすくなるように、説明してしまえばいいのです。
本気で人見知りを克服するなら…ストアカのおすすめ講座
ここまで人見知りの克服方法をご紹介しましたが、なかなか一人で取り組んでみても、あまり効果が感じられないこともあるでしょう。
そんな時にはプロの手に頼ってみてはいかがでしょうか。
ストアカでは、人見知りを克服するのに役立つコミュニケーションに関する講座が多数開講されています。単発参加OKで、誰でも気軽に参加できるようなものばかりですから、本気で人見知りで悩んでいるなら一度受講してみても良いでしょう。
ここでは、人見知り克服に役立つおすすめの講座を4つご紹介します。
▼やさしい雑談の始め方【何を話したらいいか分からないを解決】
誰かと話すときに、何を話したらいいか分からないというタイプの人見知りの人には、こちらの講座がおすすめ。講師は「元コミュ障」と自称するほど、コミュニケーションに悩んだ過去がある方ですから、人見知りの気持ちをしっかり理解した内容となっています。
たとえ今人見知りで人と自然に会話ができない人でも、この講座で教わるかんたんな雑談の3ステップを習得すれば、会話にもっと自信が持てるようになるはず。
元コミュ障だという講師が実践して、絶大な効果を感じている方法ですから説得力もありますよね。参加しやすい価格も魅力。雑談会話のコツを知りたいなら、ぜひ受講してみてはいかがでしょうか。
▼(脱)コミュニケーション下手 皆から好かれるコミュニケーションの型
コミュニケーションがうまくできないと悩んでいる人や、下手だと感じている人はこちらの講座に参加してみてはいかがでしょうか。誰からも好感を持ってもらえるコミュニケーションのスキルや型を学べる講座です。
特に「褒めたつもりが悪く取られる」「沈黙を破ろうとして失敗する」「誤解されがち」なんて経験が多い人に、とてもおすすめ。
すぐに日常に取り入れることができるコミュニケーションの型を身につけられるので、受講後にはコミュニケーション下手を克服できているはずです。
講師も以前はコミュニケーション下手に悩んでいて、それを克服されたということですから、人見知りの人でもすぐに身につけられるスキルが学べるでしょう。
▼3分で相手の心をわしづかみにする会話術★コミニュケ・集客・人間関係
初対面の人と話すのが苦手なら、こちらの講座がおすすめです。
こちらの講座は、「あなたのすべては3分で判断されている」という理論の元、その最初の3分で相手に好感を持ってもらえる話し方を学べます。
初対面の人とすぐに打ち解けられる方法や、人と二人きりになった時の会話の糸口などを習得できるので、ここで学んだことを活用すれば、いつの間にか人見知りだったことが遠い過去になっているでしょう。
日常的なコミュニケーションのほか、ビジネスにも役立てることができる内容です。プライベートで悩んでいる人も、ビジネス上で悩んでいる人も、一度受講してみてはいかがでしょうか。
格安な価格設定なので、もう少し初対面の人との会話がうまくなりたいと思っているくらいの人見知りの人も気軽に参加しやすいでしょう。
▼会話が続く会話のはじめ方/口下手・コミュ障・雑談苦手・コミュ力UP
人と話していてなかなか会話が続かないという人は、こちらの講座はいかがでしょうか。この講座では、会話のはじめ方や自然に続く会話の方法などを習得できます。受講後には、ぎこちない会話を避け、スムーズに会話が続くようになるはずです。
講師によると、「会話が続くか続かないかは、『会話をどうはじめるか?』で8割が決まってしまう」とのこと。今まで会話が続かないと悩んでいた人は、そのはじめ方が良くなかったのかもしれません。
その重要な「会話のはじめ方」を言葉でわかりやすく伝えてくれるので、どんな人でも会話上手になるための糸口を掴めるでしょう。
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おわりに
今まで人見知りに悩んでいた人も、実は人見知りは克服できるものだと知って安心したのではないでしょうか。ただ、人見知りは一瞬でどうにかなるものではなく、何度も克服方法を繰り返すことが大事なことを忘れずに。
ここでご紹介した克服方法や、ストアカの講座で学んだことを繰り返していれば、いつの間にか人見知りだということを意識しなくなっているでしょう。人見知りで悩んでいる人は、早速今日から実践してみてくださいね。
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