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高価な機材は不要!オンラインレッスンに必要最低限の環境とは?

オンラインレッスンを始めるときに気になるのが、「どんな機材を揃えるべきか」です。

人からお金をいただいて何かを教えるとなると「高額な機材を揃えないといけないのでは?」と思いますよね。

しかしご安心ください。機材をフル装備で揃えたり、高価な機材を使用したりしなくても、満足度の高いオンラインレッスンはできます。

何よりも大切なのは、あなたの伝えたいこと・教えたいことが生徒さんにしっかりと伝わることです。

そこでこの記事では、オンラインレッスンで必要な最低限の機材と、快適にレッスンを行うための環境づくりについてご紹介します。

これからオンラインレッスンを始める方、特に機材選びがこれから、という方はぜひ参考にしてください。

オンラインレッスンに必要最低限な機材

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オンラインレッスンを開講するのに必要最低限の機材は以下の通りです。それぞれについて説明していきます。

・デバイス(配信機器)
・カメラ
・マイク
・イヤホン・ヘッドフォン

■デバイス(配信機器)
オンラインでレッスンを開講する場合、先生の映像や声をインターネットに乗せるデバイスが不可欠です。

デバイスとは配信機器のことで、パソコン・タブレット端末・スマートフォンなどを指します。

どのデバイスでも配信が可能ですが、それぞれの特徴を把握しておけば自分の配信スタイルに最もマッチしたものを選べます。

例えば、パソコンはあらゆるレッスンで使われますが、とくにレッスン中に頻繁に操作したり何かを入力したりするような講義型のレッスンに適しています。

対してタブレット端末やスマートフォンは持ち運びに便利なので、ダンスレッスンやヨガ・フィットネスなどの体を動かしたり、場所を移動したりするレッスンにピッタリです。

ご自身の配信スタイルやレッスンのジャンルに合わせて最適な配信デバイスを選びましょう。

■カメラ
カメラは、とくにヨガやフィットネスなど身体の動きを伝えるレッスンで特に重要になる機材です。また料理教室やピアノ教室のような、手元を詳細に見せたいレッスンにも欠かせません。

ノートパソコンやタブレットには標準で装備されているものもあるので、ご自身の配信機器を確認してみましょう。ただし、パソコンに内蔵されているカメラでは画質が十分ではない場合もあるので、画面の写りにこだわりたい方は外付けカメラの設置をおすすめします。

■マイク
マイクもカメラ同様、ノートパソコンやタブレットに標準で装備されている場合がほとんどです。とくに音質がそこまで重要ではないレッスンでは、内蔵されたマイクでも十分かもしれません。

逆に音質がレッスンの質を左右する内容の場合、外付けマイクやピンマイクを用意する方が良いでしょう。例えば、ピアノやウクレレなど楽器のレッスンや、ダンスやフィットネスなど音楽を流すレッスンでは質の高いマイクがあると重宝します。

講師が想像している以上にノイズや音質の悪さは生徒さんにとってストレスになるので、マイクの品質をしっかりと確保することでレッスンの満足度はグッと高まります。

■イヤホン・ヘッドフォン
相手の声をスピーカーで再生すると、その声をマイクが拾ってしまい「自分の声が遅れて聞こえてくる」というとても不快な状態を生徒さんに強いる場合があります。
それを防ぐためにも、イヤホンやヘッドフォンを使って相手の声をキャッチする必要があります。

必ずしも高価なイヤホンを購入する必要はありませんが、相手の声や音を正確に聞き分けることが求められる楽器やボイストレーニングなどのレッスンでは、できるだけ高品質なものを選びましょう。

オンラインレッスンに必要最低限な設備・環境

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オンラインレッスンに必要なものは機材だけではありません。レッスンを行うのに適切な設備や環境づくりも大切です。

オンラインレッスンに必要最低限な設備や環境は大まかに以下の通りです。

・インターネット回線
・プライベートな空間
・日当たりの良い場所


■インターネット回線
オンラインでレッスンを開講するわけですから、インターネット回線が必要です。

レッスン中に映像や音声が止まってしまわないように、安定した回線で快適なレッスンを生徒さんに届けたいですよね。

オンラインレッスンを開講する目安として10~15Mbps程度の速度が必要です。今お使いのインターネット回線の速度をこちらから簡単に確認できるので、不安な方は一度チェックしてみてください。

レッスンを行う場所でどれくらいの速度が出るのかを実際に確認してみましょう。もし速度が上記の基準を満たしていないなら、別のインターネット回線を利用する方が安心です。

■プライベートな空間
内容にもよりますが、原則としてレッスンはプライベートな空間で行うのが好ましいです。

レッスン中に講師の後ろを人が行き来すると生徒さんの気が散ってしまいます。ましては誰かの声がレッスンを遮るようなことがあっては台無しです。

完全にプライベートにできない場合、背景セットや壁区切りなどを用意するだけでも効果的です。ただし不要な音が入り込んだりするような環境は極力避けましょう。


■日当たりの良い場所
日当たりの良い場所で配信すると、配信者の表情がよく見えてレッスン全体の印象が良くなります。

ただし、場所選びを間違えると逆光になってしまい、逆に顔が影になって見えなくなるので注意が必要です。

最近ではテレワーク推進のおかげで「ビデオライト」というウェブ会議用の照明も手に入りますので、「常に一定の品質を提供したい」と思われる方は導入するのも1つの手です。

機材の質は、レッスン内容によって異なる

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基本的には上述した必要最低限の機材と環境でレッスンは開始できます。

しかし、レッスンのジャンルや内容によっては機材にこだわるほうが参加者の満足度がより一層上がる場合もあります。

大まかに、以下のジャンルごとに力を入れたい機材を見てみましょう。

・音楽・楽器・語学系レッスン
・ヨガ・ストレッチ系レッスン
・料理系レッスン

■音楽・楽器系+語学系レッスンの場合
音楽や楽器のレッスンでは、質の高い音を届けることが求められます。そのため、マイクやイヤホンはできるだけ高品質なものを揃えたいですよね。

マイクについては、音量調整機能を持つものを使えば、生徒さんと合わせて演奏する時などにこちらから伝わる音量を自由に調節することができます。

配信しているデバイスやZoomなどの配信アプリでも音量調整は可能ですが、楽器を持っていると操作は難しいですし、マイクから直接つまみなどで操作できる方が便利です。

また高性能なイヤホンやヘッドフォンは、相手の音を正確に聞き取りたい時に欠かせません。相手の音をしっかり聴ければ、生徒さんの課題をより的確にキャッチして伝えることができるようになります。

音楽や楽器だけでなく、発音が大切な語学レッスンの場合も同じことが言えます。

例えば英語の場合、日本人には聞き分けがしにくい「L」と「R」の発音、「S」と「TH」の発音の違いがあります。

こういった微妙な違いも、高性能なマイクを使うことで生徒さんにとって聞きやすく結果的に満足度の高いレッスンになるでしょう。

■ヨガ・ストレッチ系レッスンの場合
ヨガ・ストレッチなどの体を動かすレッスンは、自分の全身の動きを見せるためにパソコン機器から離れてレッスンを行うこともあります。その際、マイクから遠ざかってしまうことで講師の声が聞き取りづらくなるケースも。

そんな時には、ピンマイクをつけることでパソコンから離れていてもクリアな音声を届けることができます。

ピンマイクのほか、広角webカメラを使うのも便利です。広角webカメラを設置すれば、パソコンから近い距離にいても身体全体を写すことができます。また配信場所のスペースが限られていて物理的にパソコンから離れられない場合も、広角のwebカメラがあれば解決します。

広角カメラがあれば、ポーズを取るたびにパソコンなどの配信機器から離れる煩わしさがなくなるので、よりスムーズなレッスンを提供できるでしょう。

■料理系レッスンの場合
料理系のレッスンをする際は、手元の動きを鮮明に見せるために高画素のカメラを併用することが多いです。

また、講師が料理をしている最中に手元を写そうとすると、体の影で暗くなってしまうことも。そんな時にはスタンド型の照明器具を使うと明るく鮮明な映像で届けられます。

まとめ

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この記事ではオンラインレッスンで必要になる機材と環境についてお伝えしてきました。オンラインレッスンで大切なのは、高額な機材を揃えて配信することではありません。

あなたのスキルを必要とする生徒さんが、あなたのレッスンに何を求めているかを理解して実践することが大切です。

もちろん、記事でご紹介したようにレッスン内容によっては高品質な機材を併用することで、生徒さんに満足してもらえるケースもあります。まずは自分のレッスンで何をこだわりたいのか? 逆に何はそこまで重要じゃないのか?を考えてみましょう。

ここでお伝えしたことを活かして、ぜひオンラインレッスンを通してあなたのスキルをより多くの人に教える喜びを体感してみてくださいね。

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