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グラレコで人生を切り拓く。自分らしい働き方を探して- ストアカン オブ ザ イヤー受賞 グラレコ講師 吉田瑞紀先生

スキルシェアサービス「ストアカ」では、教える活動を通して個人間でのスキルシェアリング文化の認知向上と、気軽なまなびの活性化に著しい貢献を果たした個人および団体を表彰する『ストアカアワード』を毎年開催しています。
その中でも、"ストアカらしさ"を体現した活動をした方を表彰するのが、『ストアカン オブ ザ イヤー』。2022年は「続ける力」をテーマに、5名の方を選出しました。栄えある賞に輝いた5名に、受賞インタビューを行いました。 >インタビュー記事一覧はこちら

公務員からグラレコ講師へ。異色のキャリアチェンジをしながら学びを提供し続けている吉田 瑞紀先生

吉田先生は2018年より、朝活講座を継続して開催されています。その活動が社会からも認められ、著書「問題をシンプルにして毎日がうまくいく ふだん使いのGRAPHIC RECORDING」をご出版されました。

生徒が継続して学び続けるための仕組みづくりや、学ぶ上で迷子にならないような設計を惜しみなく伝えている姿勢は、”学び続けること”を後押しする先生のロールモデルになっています。

そんな吉田 瑞紀先生に今までのご経験や続けてこられた秘訣をお伺いしました。

【吉田先生の代表的な講座】


自分の人生をコントロールできる生き方を探して

グラレコ講師 吉田瑞紀先生

ーこれまでの経歴やご経験を教えてください。
もともとは公務員として、国土交通省に勤務をしていました。公務員時代は24時間、365日常駐が必要な職種でしたので、自分の好きな時間と場所で自由に働きたいという気持ちが強くありました。

自分にとって働くうえで大事なことが「自分の人生を自分でコントロールする」ことだと気付き、キャリアチェンジを決めました。最初は未経験で、アルバイトとして教えてもらいながらWebデザイナー兼コーダーへのキャリアをスタートしました。現在はフリーランスと契約社員を両立させ、複数のサイト運用や構築に携わっています。そして、ストアカでグラレコ講師として活動しています。

webを中心にデザインのお仕事に取り組むことで、グラレコの情報整理や、見栄えをよくするというところにスキルは活きていると思っています。

ー教える活動やストアカを始めたきっかけを教えてください。

元々、イラストを使って手帳やノートにまとめるのが好きでした。

本を紹介する読書会でグラレコを活用していたら、「それどうやって書くの?」と他の参加者に興味を持ってもらえたことが教え始めたきっかけです。言葉だけでは伝わりきれない部分もグラレコを活用することで伝わりやすくなることに気付きました。それまで、当たり前だと思っていたことが、実は誰かの役にたつことができるのでは?と思い、グラレコを教え始めました。

本業を続けながら、空いた時間を活用してのスタートでしたのでキャリアとしての不安はありませんでした。ただ、実際にお金をいただいてサービスを提供するということにおいて、”満足していただけるか”という不安はあったので、質疑応答の時間を十分に取ったり、受講してくださった方にアンケートをお願いしたりしながら、自分の自信につなげていきました。


学び続けられる仕組みを生徒と一緒につくっていく

ー吉田先生の講座と、こだわりのポイントを教えてください。

情報を整理することに苦手意識を持っている方を対象としております。会議やプレゼンの機会が多い職種の方を想定していましたが、実際は事務職や介護職、主婦の方など本当に 幅広い方にご参加頂いております。

こだわっているポイントは、様々な目的や段階の方がいらっしゃるので、それぞれに合わせた講座を提供していることです。

ちょっと続けてみたい人、大きくステップアップしたい人、楽しみたい人、せっかくいただいたご縁なのでまたお会いできたらいいなと思い、幅広い講座を用意しています。

レッスン中のこだわりは、勇気を持って参加してくださった方を決して否定しないことです。イラストは苦手意識をもっている人の方が多いので、必ず良いところを見つけて肯定しています。

表現方法や一人一人の個性など、その人ならではの良いところは必ずあります。「大人になると褒められる機会がないので、褒められて嬉しい!」と生徒さんに言われたこともありますね。


ー講座が生まれたきっかけや、印象に残っているエピソードがあれば、教えてください。

月額サービスは、リピーターさんの声から生まれました。

私のグラレコ講座実践編は、月替わりの内容なので月一で参加してくださる方が多いのですが、「次回までに練習しておきます!」→「結局何もしませんでした泣」と正直に言ってくだる方が結構いらっしゃって…。1人で継続するというのは難しいと思うので、定期的にペンを持つ機会を作ろうと考え、サービスを始めました。

また講座を運営するなかで印象に残っていることは、対面講座の際に生徒さんが徳島からわざわざ大阪まで学びに来てくれたことです。グラレコを学び始めたばかりの方で、より深く学ぶため、また同じくグラレコをやっている方と繋がるために来てくれました。

2年以上講座を継続的に受講されていらっしゃる方もおり、上達されている様子を見ると嬉しくなりますね。グラレコはセンスや絵心が必要と思われがちですが、練習すれば誰でも必ず上手になれます。


自分を追い込み、とにかく開催すること

ー受賞理由は「続ける力」です。継続できた力の源を教えてください。
私はシンプルですが、「開催する」ことを続けてきました。とくにオンライン開催が解禁になってからは2年ほど毎日講座を開催し続けてきました。

「よくそんなに出来ますね」と言っていただくことが多いのですが、月の終わりに来月の日程を全て入れてしまうんです。朝は予定が入ることもまず無いので、何も考えずに毎日入れました。それで予約が入ればもうやるしかないので、自分ひとりだと怠けがちな私にはぴったりな方法だったと思います。追い込まれる環境に、身を置くことを意識しています。

また私はグラレコを”自ら考える力の武器”として活用できる人を増やしていきたいと考えています。グラレコで思考が整理できると自分に自信を持てるようになります。

グラレコを使うことで、自分の人生を切り拓く人が増えていくよう、想いをもって今後も継続的に開催していきたいですね。


ー最後に、ストアカの生徒さまや、先生を応援されている方に向けて、受賞コメントをお願いいたします。
私がここまで続けて来れたのは、半年、1年、2年と継続してくださっている方々や、「こんな講座をして欲しい、来月は無いんですか?」と声をかけて下さる方々のお陰でしかありません!

本当に皆さまに育てていただきました。

来年は皆さまに会いに行けるような講座も企画したいと思っているので、これからもよろしくお願い致します。

吉田先生、この度は受賞おめでとうございます!

あとがき(ストアカ編集部より)
常に自身の生き方と向き合い、そして行動し続けてきた吉田先生。
「なりたい姿」に近づくため、逆算して考え学び続けてこられた吉田先生だからこそ、多くの生徒さんがグラレコを通して夢へ近づく講座を開催できているのだと思います。
「皆さまのおかげ」と何度も感謝を述べられる吉田先生の笑顔が印象的でした。

吉田先生、この度は素敵なお話をありがとうございました!
そして、ストアカン オブ ザイヤーのご受賞、誠におめでとうございます!


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