【口コミあり】おすすめのマイクは?オンラインレッスン内容別に紹介
オンラインレッスンを行うときに、「ピアノの音が聞き取りにくい」「もっと発声音が聞こえるようにならないかな?」と思われたことはありませんか?
パソコン内蔵型のマイクを使う先生が多いですが、ピアノ教室やダンスレッスン、ボイストレーニングなど「音」にこだわったオンラインレッスンでは、高音質なサウンドを届けることができる機材を導入する方が、より満足度の高いレッスンを提供できるケースも。
そこで今回は「オンラインレッスンにピッタリのマイクが分からない」という先生に向けて、音にこだわるレッスンで外付けマイクが必要な理由、マイクを選ぶ時の注意ポイント、目的別のおすすめマイクをご紹介します。「音」を使ったオンラインレッスンをする先生はぜひ最後まで読んでくださいね。
質の高い「音」を届けるために外付けマイクが必要な理由
それでは早速、オンラインレッスンで高音質なサウンドを届けるために、外付けマイクが必要な理由を見ていきましょう。
■内蔵マイクでは、音割れ・音飛びが起きやすい
ノートパソコンやスマートフォンに内蔵されているマイクを使用すると、特に楽器やステレオ機器から音楽を流す場合に音割れがしやすくなります。
またマイクだけの原因とは限りませんが、マイクの品質が低い場合には音飛びや音切れといった現象が起きる可能性も。会議なら聞き直せば済みますが、楽器などのレッスンでは先生の音を正確に聞き取れないとレッスンになりませんよね。基本的なことですが、このあたりは要注意です。
■内蔵マイクでは、適切な距離を保つのが難しい場合がある
内蔵マイクと音の出る対象物の距離が近すぎると、音が割れてしまうことがあります。逆に、距離が遠すぎると音が聞こえにくくなってしまいます。
また、スマートフォンやタブレットなど、他のデバイスが影響して音声が乱れてしまうケースも。高音質なサウンドを届けるためには、マイクとの距離感がとても大切なので気をつけてください。
ポイントは「適切な距離を保つ」ことですが、例えば楽器で体を動かしながらレッスンを行う場合、つねに楽器とマイクの位置を等間隔に保つのは難しいですよね。そういった時に外付けマイクを使えば、必要に応じてマイクの方を動かすことで適切な距離を保つことできます。
■内蔵マイクは「無指向性」が多く、周囲の雑音も拾われてしまう
内蔵マイクを使ってオンライン会議やレッスンをしていると、「人の声以外の雑音やノイズも拾って聞き取りづらい!」という経験はありませんか?
これは、内蔵マイクの多くが「無指向性」であるために起きる現象です。無指向性は、全指向性とも言われ、文字通りすべての方向から集音することをいいます。つまり、本来なら話している人の声だけを拾って欲しいのに、周囲の人が動く音や物音などの雑音まで入り込んでしまうのです。
外付けマイクを選ぶときの注意ポイント
外付けマイクにはさまざまな種類があるので、選び方も難しいですよね。まずは、どのマイクにするかを考える前に、どんな基準やポイントでマイクを検討すべきか?についてご説明します。
■デバイスやアプリに対応しているか
パソコンに外付けマイクを接続する場合、USB接続か3.5mmステレオミニプラグのどちらかを利用します。
1. USB接続
USB接続は、プラグアンドプレイ方式によってパソコンにつなぐだけで利用できるので、非常に簡単です。パソコン関連のノイズや音声トラブルが少なく、使い勝手が良いので、USB接続できるマイクを選んでおくと安心です。
また、USB経由で給電できるマイクは、電池の準備や充電をする必要がないのでとても便利です。
2. 「3.5mm」のステレオミニプラグ
イヤフォンなどでよく見かける端子です。イヤフォンマイクの出入力端子として、多くのパソコンに搭載されています。3.5mmミニプラグで接続すると、ノイズが発生したりするケースがあるので選ぶときは注意が必要です。
■内蔵マイクよりも音質が良いか
当たり前のことですが、今使っているマイクよりも高品質な音が出るか、必ず確認しましょう。オンラインレッスンの音声を手軽に高音質にするには、「感度の良さ」がポイント。マイクには、主に「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類があるのですが、感度が高いのはコンデンサーマイクです。したがって、コンデンサーマイクを選ぶのがよいでしょう。
【マイクの種類の特徴】
1. コンデンサーマイク
・感度が高い
・電源が必要
・振動や湿気に弱い
2. ダイナミックマイク
・感度が低い
・電源は不必要
・丈夫
・比較的湿度に強い
■レッスン内容に合う指向性のものか
指向性とは、マイクが音声を拾う範囲のことを言い、前述した「全指向性」と「単一指向性」の2種類に分けられています。よって、レッスン内容に合う指向性のマイクを選ぶようにしましょう。
1. 全指向性(無指向性)
角度や向きに関わらず、全方向からの音声を拾うタイプです。そのため、Web会議など複数人の声を拾いたい時にぴったりです。生徒さんが複数参加してワイワイと話しながら行うレッスンを行うときにおすすめです。
注意点としては、音を拾う範囲が広いので、不要な音を拾ってしまう可能性があること。レッスンを行う環境や生徒数も考慮して選ぶ必要があります。
2. 単一指向性
その名のとおり、単一方向から特定の音を拾うタイプです。さまざまな音が聞こえる環境のなかでも、自分の狙った音だけを集音することが可能です。例えば、バンド演奏のなかでボーカルの音声をピックアップして録音したいシーンにぴったりです。
また、マンツーマンの英会話レッスンなど、雑音やノイズを遮って自分の声だけを届けたいシーンにもおすすめです。ただし、マイクの位置によって音を拾えないことがあるので、マイクとの位置関係をテストしてからレッスンを開始しましょう。
■設置環境にあった形状のものか
オンラインレッスンを行う環境に合わせて、マイクの形状を選びます。
1. クリップ型(別名:ピンマイク)
クリップ型はマイク本体にクリップが付いているので、ダンス教室やヨガ教室など動きながらレッスンを行うときにおすすめです。マイクを体につけて使うので、先生の音声を拾いやすいのが特徴です。
2. スタンド型
机の上で使用する据え置きタイプのマイク。マイクが一定の位置にあるので安定性があり、優れた音質を広範囲から集音することができます。マンツーマンで行うレッスンや会話が多いレッスンにおすすめです。
オンラインレッスンの目的別おすすめマイク3選
それでは、オンラインレッスンの目的別におすすめしたいマイクを3つずつご紹介していきます。Amazonで口コミ評価が高い・口コミ件数が多い・価格がお手頃である、という3つの視点で選んだので、ぜひ参考になさってください。
★ボーカルトレーニング、ボイトレにおすすめのマイク3選★
オープンかつピュアなサウンドを実現するために、メインにヴォーカル収録を想定してデザインされました。透明感溢れるクリアなサウンドと、他の音に埋もれない抜けの良い存在感でヴォーカルをぐっと前面に引き出します。ステージで使用されるときにはひと際目を引くでしょう。
2. RODE 【マイク機材フルセット!!】Rode NT1A Anniversary Vocal Condenser Microphone Package
初心者からプロまで、発売以来長年にわたり愛され続けている、世界的ベストセラーモデルです。特におすすめはボーカルレコーディングで、ダイナミックで自然で温かみのあるサウンドが特徴。高級モデル並みの低ノイズ、高品質なサウンド、コストパフォーマンスの高さを誇るコンデンサーマイクです。米国EM誌にて、2003年度EDITORS CHOICEを受賞。
3. audio-technica USB マイクロホン AT2020USB+V 限定カラー シルバー
専用ショックマウントを付属した、美しい輝きを放つAT2020USB+の限定仕様モデル。圧倒的コストパフォーマンを誇る、サイドアドレスコンデンサーマイク。エントリークラスながら確かなスタジオクオリティを実現!さまざまなシーンに対応した広いダイナミックレンジと高耐入力設計でハイコストパフォーマンスモデル並みのクオリティ。
★楽器演奏(ピアノ以外)におすすめのマイク3選★
本格的なレコーディングが可能で、優れた音質を備えながら簡単に取り扱えるUSB マイクロホンの3年保証モデル。原音の迫力をそのまま収音できて、ノイズ対策も万全。操作が簡単なので、音響機材に不慣れな方でも安心です。パソコンやスマートフォンと接続するだけで、すぐに録音が始められます。オーディオ・ドライバーをインストールする必要もありません。
iOS・Mac・PC・Android端末(一部非対応)に対応したコンデンサーマイクです。5つのモードから最適な録音モードに簡単にセットでき、スタジオ品質で自宅レコーディングが行えます。また、オーディオインターフェースなしで、演奏や歌の高音質な録音が可能。
スタジオグレードのレコーディングを実現するUSB端子付きプロ用コンデンサーマイクです。幅広い用途で使用でき、クリアな音質でデジタルオーディオコンテンツの作成がシンプルに行えます。幅広い周波数特性と低ノイズ設計で、高品質のオーディオを直接録音するのに最適です。
★ピアノにおすすめのマイク3選★
1. ZOOM ズーム ハイレゾ音質 ハンディビデオレコーダー フルHD 4倍鮮明な映像を記録 4K画質【メーカー3年延長保証付】 Q2n-4K
4K/HDR撮影に対応したミュージシャンのための高音質ビデオカメラ。内蔵XYステレオマイクで、音楽の感動をハイレゾ音質で記録。演奏の迫力やライブパフォーマンスの臨場感を、ありのままに体験できます。
2. ZOOM ズーム MSステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ7
iPhone製品に接続できるライトニングコネクタ タイプの高品質マイク。ポケットサイズの軽量コンパクト設計で、いつでもどこでもiOSデバイスにつないで高音質なレコーディングが気軽に行えます。
3. JTS (ジェーティーエス) コンデンサーマイク TX-9
ピアノの他、アコースティックギターやドラム、パーカッションなどの打楽器に最適なコンデンサーマイク。コーラスの収音や、アンビエント用に使えます。
★ダンス、エアロビクスなど音楽を伴うストレッチ系レッスンにおすすめのマイク3選★
最先端Bluetooth 5.0+CSRが搭載されている、通信容量が4倍に増大したモデル。大幅に向上した通信性能で、安定した音楽体験が可能。ノイズキャンセリング技術に優れており、簡単に雑音をシャットアウトできます。また、人間工学に基づいたデザインを採用しており、耳への負担が軽減され長時間装着しても痛みを感じない設計になっています。
USBコネクターにサウンドカードが内蔵されたミニクリップマイクです。自動的に音声処理ができるので、キレイな音質が忠実に再現できます。胸元に装着するだけで使えるハンズフリータイプなので、オンラインレッスンに最適です。
ヘッドバンドで頭部にしっかり固定できる、ジャストフィットの耳掛式ワイヤレスマイクです。軽量ながら汗にも強い構造なので、ダンスやヨガなど動きのあるオンラインレッスンに最適。わずらわしい操作が必要なく、すぐに使えるのが嬉しいポイントです。
マイクと合わせて揃えておきたい周辺機材
次に、オンラインレッスンをより良くするために、マイクと一緒に揃えておきたい周辺機材を3つご紹介します。
■オーディオインターフェース
オーディオインターフェイスは、マイクや楽器をパソコンにつなぐための機材です。外付けマイクやヘッドホンなどの複数の音をオーディオインターフェイスに集めてからパソコンに取り込むと、ノイズや音の遅れや改善することができます。また、パソコンに音声を取り込んで、音楽制作ソフトを使って録音したりサウンドを高音質に再生することができるので、音楽制作には欠かせない機材です。
■三脚&三脚用ホルダー
オンラインレッスンをする際に、「手元だけを大きく映したい」「ピアノを弾いている全体像を見せたい」など画面の魅せ方はレッスンの品質を保つための重要なポイントです。手持ちの機材だけでは映したいところを映せない場合、三脚・三脚用ホルダーを用意して調整しましょう。
■USB付きタップ
スマートフォンやタブレット、マイクなどを充電するときに便利な「USB付き電源タップ」。USBポートが付いているので、ACアダプターを用意せずに直接充電ができるので便利です。オンラインレッスンの周辺機材が増えてきたら、必要に応じてUSB付きタップも用意しましょう。
オンラインレッスンに必要な機材をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください👇
まとめ
本記事では「オンラインレッスンにピッタリのマイクの選び方を知りたい」という先生向けに、外付けマイクが必要な理由、マイクを選ぶ時のポイント、目的別のおすすめマイクを3選ずつご紹介しました。
音楽・楽器はもちろん、音楽を流してレッスンを行うフィットネス系のレッスンでも、良い音を届けることでレッスン満足度が上がります。ぜひこの記事を参考して、マイク選びをしてみてくださいね。