占い師の仕事内容とは?仕事のやりがいや実態について解説
占いが好きな人は、自分も占い師になってみたいと思うこともあるかもしれませんね。
しかし、占い師が一体どんな仕事をしているのか、具体的にはよくわからない人も多いでしょう。安易に占い師を目指して大丈夫かな?と心配になる人もいるはずです。
そこでこの記事では、占い師の仕事内容について詳しくまとめてみました。占い師になりたいと思っているなら、この記事を参考にすれば、自分に占い師が向いているかどうか判断する助けになるでしょう。
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占い師とは
占い師とは、さまざまな占術を使って他人を占うことを生業としている人のことを言います。使う占術は人それぞれですが、プロの占い師だと数種類の占術を使えることも多いです。
占術は、大きく分けると「命術」「ト術」「相術」「霊術」の4種類に分けられます。以下にこの4種類それぞれがどんな占術なのかを簡単にまとめました。
1. 「命術」
生年月日を使って占うもの。星座占いや四柱推命など。
2. 「ト術」
道具を使って占うもの。タロット占いや易占い、ルーン占いなど。
3. 「相術」
見た目などから判断して占うもの。手相・人相占いや姓名判断など。
4. 「霊術」
霊能力を使って占うもの。霊感占い、透視、霊視など。
それぞれの占術には得意分野と苦手分野があります。占い師になって、幅広く他人のことを占おうと思うなら、得意な占術の苦手分野を補う他の占術も身につけることが必要です。そのため、プロとして活躍する占い師は多数の占術を扱える人が多いのです。
占い師の仕事内容
さまざまな占術を使って、相談者のあらゆる悩みについて占う占い師たち。その仕事の様子を、もう少し具体的にご説明します。
占い師の仕事は、単に占って結果を伝えるだけではありません。たとえば占星術などだと、誰が占っても結果はほとんど同じになってしまいます。
占い師の仕事で最も重要なのは、相談者の悩みに応じた結果を伝え、出た結果を元にしてアドバイスをすることです。相談者の悩みが解決に向かうようなアドバイスが必要になるため、傾聴力も必要になります。
相談内容を限定している占い師もいますが、多くの場合はさまざまな相談内容に対応する必要があるため、人生経験やちょっとした心理学の知識も必要でしょう。
また、どこかのお店に所属する占い師の場合は、売り上げの計算や店舗の掃除といった事務作業をすることもあります。個人で占い師をするにしても、営業をして集客をしたり、確定申告をしたりと、仕事は占いだけにはとどまりません。
ただ占いだけをしていれば良いと思っていると、いざ占い師になってみてからそのギャップに戸惑ってしまうでしょう。
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占い師の働き方
プロの占い師として働いている人たちは、さまざまな方法で占い師として活躍しています。働き方の幅が広いのは、占い師という職業の特徴の1つでしょう。
ここからは、占い師にはどんな風な働き方があるのか、詳しくご紹介します。
◆占い方法
占い師として働くには、相談者と直接会って占いをする「対面占い」のほかに、「電話占い」「メール占い」「チャット占い」という方法があります。
昨今、電話占いという形態がかなり人気なため、占い師と言えば電話占いを思い浮かべる人もいるでしょう。電話占いは電話回線を使った方法と、インターネット回線とアプリを使った方法がありますが、どちらの場合も最近はインターネット上で予約を取るのが主流です。
メール占いやチャット占いは、電話占いサイトのサービスの1つとして提供されていることも多いですね。メール占いは相談者からの相談メールを元に占いを行い、結果を返信する方法です。結果は長文で書く必要があるため、長文が苦手だと難しく感じるかもしれません。
チャット占いはチャット形式でリアルタイムに相談者の相談への返信をする方式です。LINEのような感覚で使え、文字だけのやりとりで良いため、電話が苦手だという相談者から人気の方法です。
◆働く場所
占い師として働く場所もさまざまです。対面占いの場合は、占い館やデパートなどにある占いコーナーで働くのが主流です。個人の場合は、カフェで占ったり、自宅の一室で占ったりする場合もあるでしょう。
電話占いやメール占い、チャット占いは在宅勤務で行える占いなので、こちらも自宅で働くことができます。自宅だけではなく、外出先などでも働くことができますから、何らかの事情で移動が多い生活をしている人だとホテルや別宅で占うこともあるようです。
◆雇用形態
占い館などで働く場合は正社員で働けることも稀にありますが、占い館の企業に勤める場合はパートやアルバイトであることがほとんどです。
しかし、一番多いパターンは、個人事業主、つまりフリーランスとして独立して働くことでしょう。どこかに所属して占い師として働く場合も、個人事業主として業務委託という形で仕事を請け負っていることが多いです。
雇用形態が非正規雇用かフリーランスになるため、安定職とは言えず、副業として占い師をしている人も少なくありません。
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占い師になるには
占い師として働こうと思っても、すぐに占い師になれるわけではありません。では、占い師になるにはどうすれば良いのでしょうか。
占い師になるためには、資格や免許は必要ありません。しかし、占いの知識をつけ、技術を会得し、さらに腕を磨くための修行をしてはじめて、プロとして活躍できるようになるのです。
プロの占い師として働くことができるほどの技術が身につけば、次は占い館に所属するなり電話占いサイトに登録するなりして、占い師デビューをします。
下記の記事では、占い師になるための方法を詳しくご紹介しています。本格的に占い師になろうと思ったのなら、ぜひこちらの記事を参考に準備にとりかかりましょう👇
◆占いの勉強方法
前述のとおり、占い師になるためには占いの知識をつけたり修行をしたりすることが必要です。特にプロになりたい人なら、独学で勉強するよりも、占いスクールに通ったり講座を取ったり、プロの占い師に弟子入りをしたりして本格的に学ぶ必要があります。
下記の記事では、占いの勉強方法について詳しく解説しています。どうすれば占いの勉強ができるか悩んだ際には、こちらをご覧ください👇
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占い師の収入
占い師を職業にしたいと思っているなら、その収入にも興味があるのではないでしょうか。占い師は非正規雇用やフリーランスがほとんどだという事実からもわかるとおり、占い師の平均収入は日本の平均を下回っています。
基本的には占い師の収入は出来高制。占った分だけお金になるというシステムですから、固定客がつくまでは収入も安定しません。むしろ安定した収入を得ること自体が難しいことを心得ておきましょう。
そうした現状から、安定収入のある職業を本職として副業で占い師をやっている人や、家計の足しを求めて占い師をやっている主婦の人も多いのです。
とは言え占い師としての経歴を積み、固定客がついたりして、生活ができるほどの収入を得ている人もいます。つまり占い師だけを生業とすることは不可能ではありませんが、時間や技術が必要なのです。
占い師に資格や免許はある?
占い師になるためには、資格や免許は不要です。占いの知識や技術さえあれば、占い師になることができます。
ただし占いスクールなどに通った場合は、卒業証明書や免状などがもらえることがあります。また、占術によっては資格が存在するものもあります。こうした証明書や資格がなければ、占い師になれないというものではありませんが、占い師としての技術を証明するものとしては使えるでしょう。
また、占い師は相談者の心に寄り添い、アドバイスをするというカウンセラー的な側面もあります。そのため、心理学やカウンセラーに関する資格が役立つこともあるでしょう。実際、占い師の中には、カウンセラー資格を持っていることをアピールしている人もいます。
占い師として活躍するためには、単に占いができるだけではなく、役立つアドバイスをすることも重要です。人の心理に疎かったり、アドバイス力に自信がないなら、カウンセラー系の資格取得を目指しても良いかもしれませんね。
占い師という仕事のメリット
収入が安定しづらいと聞いて、占い師になることを躊躇してしまう人もいるでしょう。しかし、占い師という職業には多くのメリットもあります。
ここからは、占い師という仕事にどのようなメリットがあるのかをご紹介していきます。
◆お客様に感謝される仕事である
占い師として的確な鑑定とアドバイスができれば、相談者からは深く感謝されます。占い師のアドバイスのおかげで窮地を脱したなんて体験談も珍しくありませんし、そんな風に誰かのことを助けることができれば、やりがいも感じるでしょう。
口コミや個人的なお手紙として、感謝のメッセージを受け取ることもあります。一人一人の相談者に誠実に対応していれば、やりがいを感じ続けられるお仕事の一つです。
◆資格・免許が必要ない
ここまでも解説したとおり、占い師になるには資格や免許は必要ありません。高額な授業料を払って何年も学校に通ったり、資格や免許が取れるまで何度も挑戦し続けなければならなかったりするものではないのです。そういった意味では、占い師はハードルが低めの職業でしょう。
とは言え、占いの勉強は必須です。何もせずに占い師になれるわけではないことは覚えておきましょう。
◆自宅で働くこともできる
占い師は働き方に幅があり、自由度の高い職業です。対面にしても電話占いなどにしても、自宅で働くことができるため、なかなか家を開けられない人にはうってつけの職業でしょう。
占い師の中には子育て中だったり、家族の介護中だったりする人も多いです。そういう人は外で働くよりも、家で働けた方が何かと都合が良いですよね。また、病気や障害のために、外で働くことができないという人もいます。そういう人にとっては、占いさえ出来れば家にいながらにして収入を得ることができるのは、大きなメリットでしょう。
また、電話占いやメール占いなどだと、時間も選びません。ですから、本業のお仕事の後、夜遅くでも占い師として働くことができます。本業を持っている人にとっては、副業として家で働けるのは、メリットになるはずです。
◆年齢に制限がない
占い師には年齢制限がないこともメリットの1つ。誰でもいつでも占い師を目指すことができるので、たとえば退職後に占いの勉強をして、占い師としてデビューすることだってできるのです。
年齢に制限がないため「占い師になりたい」と思った瞬間から、すぐに占い師を目指して勉強を始めることができます。むしろ歳を重ねている方が人生経験が豊富ですから、占い師としての説得力が出る場合もあるくらいです。
もちろん若い頃から占い師をすることにもメリットがあります。相談者の中には比較的若い年代の占い師を好む人もいますし、歳を重ねたときに経歴年数が長くなるため、経験豊富な占い師として箔がつきます。
このように、どの年齢から始めてもメリットがある職業なので、年齢を気にせず占い師を目指せるのです。
◆好きを仕事にできる
占い師になりたいと思う人は、占いが好きなはず。占い師は、そんな「好き」という思いを仕事にできる職業です。
占いが好きな人だと、占いの勉強をすることは楽しいでしょうし、その後経験を積むための修行も楽しく感じるでしょう。占い師として働くことだけではなく、プロになるまでの過程まで楽しめます。
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占い師という仕事のデメリット
先にメリットをご紹介しましたが、占い師という仕事にはデメリットもあります。メリットとデメリットをよく理解して、占い師という職業が自分に合っているかどうかを判断することが大事です。
ここからは、占い師になるデメリットをご紹介します。
◆安定した収入を得るのが難しい
ここまでも触れているとおり、占い師は安定収入を得るのが難しい職業です。そもそも正規雇用であることが少ないですし、収入は出来高制であることがほとんど。つまり、それなりの人気が出るまでは、収入がかなり少ないこともあります。
占い師デビューをする時に、占い師としての仕事だけで生活をしていこうとするのは無謀かもしれません。まずは、副業からはじめて経験を積んで、固定客を増やしていきましょう。実績を積み、支持してくれる相談者が増えれば、毎月安定して生活ができるだけの収入を得ることは不可能ではありません。
◆人間関係が煩わしい
自宅で一人で占う場合は別ですが、占い館などに所属して働く場合は、人間関係に悩まされることもあります。
占い館に所属しても、収入が出来高制な場合もあり、こうなるとその場にいる占い師は全員ライバル状態になってしまいます。そうしたシステムも関係して、人間関係が難しくなりやすい業界ではあるでしょう。もちろん、人間関係が円満な占い館もあり、そういう場合は先輩からアドバイスをしてもらえるというメリットもあります。
しかし、そもそも人間関係を築くのに苦手意識があるなら、はじめから他の占い師と関わることがほとんどない電話占いなどを選ぶといいでしょう。ただ、全く占い師と関わらないでいると、占いに関する学びもないのはデメリットになります。一人で働く場合は、時々講座を受講したり、客として他の占い師の占いを体験してみたりして、技術の向上を目指すと良いでしょう。
おわりに
占い師は資格や免許は必要がない職業です。また、最近では電話占いの人気があり、占い師としてデビューするハードルも低くなってきています。しかし、それは占い師として収入を得ることが簡単だという意味ではありません。
占い師になるためのハードルは低くても、実際に占い師として望む収入を得ながら活躍するためには、勉強や経験、スキルが必要です。また、収入が安定しないというデメリットをどうするかも考えておく必要があるでしょう。
占い師になりたい人は、早速今から占い師になるための勉強をはじめてみてはいかがでしょうか。知識と経験をコツコツと積み重ねれば、占いという趣味で望む収入を得ることができるようになるはずです。
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