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ハンドメイド販売は難しい?なかなか売れないときの対処法

今や主婦の趣味として人気のハンドメイド。自分の作品を、ハンドメイド販売サイトに出品する方も多くいます。

しかし、思っていたより売れなくて「ハンドメイドで稼ぐのって難しい」と感じる方も同じくらい多いのが実情。せっかく作ったハンドメイド作品、もっと売れるようにするにはどうすれば良いのか、気になる人も少なくないでしょう。

こちらの記事では、
・ハンドメイド作品が売れない原因
・売り上げを伸ばすコツ

について、ご紹介します。

「作品の売れ行きが良くない」「売り上げを伸ばすためのコツがわからない」という悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

ハンドメイドで売れるのは難しい?一般的な収入

ハンドメイド販売を始めたばかりの場合、どのくらいの収入が一般的なのか、ご存知でしょうか?

minneがハンドメイド主婦・主夫を対象に実施した意識調査では、ハンドメイドで収入を得ている人が8割以上いることがわかりました。

しかし、販売開始から1年未満の作家の場合は、月1万円以下の人が半数以上です。やはり、初めから売り上げを伸ばして稼ぐというのは難しいことが分かりますね。

販売を2年以上続けてやっと、作家の半数が月1万円以上稼げるという結果がでています。5年、10年と長く続けている方ほど、徐々に収入が上がっています。

ですが、まず月1万円の壁を超えるためには、相当な根気が必要なようです。

ハンドメイド販売の収入が少ない…その原因は?

ではここから、ハンドメイド販売の収入が少ない原因を見ていきます。現実的な内容になりますが、販売・作品の改善すべき点がわかるでしょう。

売り上げが伸びない原因を下記から見つけ、自分の作品・販売のやり方などを一度見直しましょう。

■材料費が高く儲けが少ない
まずは、材料にお金がかかりすぎている場合です。

材料費が高いと、販売の値段もその分高くなりますよね。知名度・人気が高いハンドメイド作家が作った作品なら、高くても売れる可能性は十分にあります。しかし、まだ知名度がない段階で値段の高いものを出品しても、ユーザーに素通りされてしまう可能性が高いですし、利益を出すこともできません。

かといって、材料費が高いにも関わらず、「なんとしてでも売ろう」と販売の値段を低くしてしまうと、当然儲けは少なくなります。作品を作るときにかかった材料費や時間に見合わない、わずかな利益しか残りません。このやり方では、作品制作と販売の労力がかかるばかりで、作る気力も失われてしまいます。

そのため、一度使っている材料の値段をチェックして、材料費と販売価格を見直してみましょう。

■集客がうまくいっていない
ハンドメイド販売サイトに出品したあと、ただ売れるのを待っているだけではありませんか?これでは、自分の作品に集客することはできません。

販売サイトでは、毎日たくさんの作家が出品しています。ユーザーは欲しいもののジャンルを検索するとき、人気・おすすめ順で商品を見ることが多いもの。知名度・人気がある作家ほど上位に上がっていくため。何もアクションしなければ、自分の作品が注目される可能性はほぼありません。

もちろん中には、新着順で商品をチェックする方もいるので、そういったユーザーの目に留まることがあるかもしれません。

しかし、基本的に売れるのを待つだけでは、作品が誰にも注目されずに埋もれてしまいます。販売と同時に宣伝も行わないと、集客は難しいでしょう。

■ユーザーのニーズを満たせていない
あなたのハンドメイド作品は、ターゲットの“ニーズ(買う目的)”を意識して制作していますか?それとも、誰にでも使える、万人受けを意識して作っていますか?

もし後者の場合は、自分の作品を「どんな人に売りたいか」「どんな人に必要とされるか」を考えてみてください。

例えば、「収納ポケットのついた大きめのトートバッグ」を探しているユーザーがいたとします。ここでのユーザーのニーズは「大量のベビー用品を快適に持ち歩きたい」かもしれませんし、「トレーニンググッズを持ってジムに通いたい」かもしれません。

このユーザーにとって、トートバッグは「ウォンツ」であり、ニーズにあたるのは「その商品を購入することで何を叶えたいか」という目的の部分です。トートバッグの購入は、あくまでニーズを満たすための手段となります。

自分の作品を売りたいターゲットを明確にし、そのニーズを意識して作品を制作してみましょう。

上記の例で言えば、仮に「ベビー用品を持ち歩きたい」というニーズをもったママさんをターゲットに決めたとしましょう。その場合、ベビーグッズの仕分けがしやすい内ポケットつけることや、持ち歩きのできる赤ちゃん便利グッズなどを一緒に販売するなど、工夫次第でよりターゲットのニーズを満たせられるかもしれません。

あくまでも一例ですが、購入者のイメージを明確にして制作・販売することで、より良い作品になる可能性が高まりますよ。

■作品のクオリティが低い
売れない原因で一番よく挙げられるのが、作品のクオリティの低さです。この場合は、値段が安くても売れません。

クオリティ・値段がどちらも低いと、ユーザーに「すぐ壊れそう」「安くても使いたくはない」と思わる可能性が高いです。一方で、クオリティが低くて値段が高ければ、「同じ価格で、もっと綺麗な商品を買いたい」となりますよね。

どのハンドメイド販売サイトにも、レベルの高い作家はたくさんいます。そんな作家が制作する高いクオリティの作品ほど、ユーザーはその商品を使っている場面を想像し、購入後のワクワクや嬉しい未来を思い浮かべるのです。

クオリティを上げるために、自分の作品を実際に使ってみる、もしくは使っている場面を想像してみてください。「ここのパーツがダメ」「もっとこうしたら良いかも」など、改善点がわかるでしょう。または、自分がお客さんの立場になったときに、その作品を欲しいと思うか、客観的に考えてみるのも方法の一つです。

ただ闇雲に作り続けるよりも、一度立ち止まって、改善点を見つけてから作り直しましょう。

ハンドメイド作品を売りだすコツ:仕入れ

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ここからは、あらゆる視点から少しでも売れるようになるためのコツを紹介していきます。

まずは、材料の仕入れに注目していきましょう。

作品の値段を決めるとき、原価(材料費・制作時間・手間など)の2〜3倍の価格で設定する方が多いのではないでしょうか。設定金額を見て「高いかも」と少しでも思った方は、材料費を削減するのが一番の近道でしょう。

■材料をまとめ買いしてコストを抑える
ハンドメイドの制作に必要不可欠な材料。その材料を買うために費やすお金が多いと、肝心の利益にまで響いてしまいます。

そのため、一度材料を仕入れているお店を見直してみましょう。ハンドメイドのジャンルによってお店は異なりますが、オンライン通販など、材料を安く買える専門サイトはたくさんありますよ。

まとめ買いでお得に購入できる通販サイトがおすすめ。自分が使う材料をまとめ買いできるお店を探し、今後の仕入れでも活用して、少しでもコストを抑えましょう。

ちなみに、100均にある材料はものによっては壊れやすいので注意してください。もちろん中には品質が良いものもありますが、販売後のクレームの原因になる可能性もあるので、オンラインの通販サイトでの購入をおすすめします。

ハンドメイド作品を売りだすコツ:作品

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作品へのこだわりは、ハンドメイド販売において一番重要です。「とりあえず売れればいい」という姿勢で取り組むのはやめましょう。

少しでも売り上げアップに繋げるためのコツを、いくつかご紹介します。

■作品にオリジナリティーを加える
ハンドメイド作品を作る中で、みんなが最も意識している難しい課題ですね。

オリジナリティーを出すためには、他の作家の作品を意識しすぎないことが大切です。他の人の作品をたくさん見て、自分の作品に活かそうとしても、あなたらしい作品にはなりません。あなたの個性の中に、『他の人の個性』も混ざるからです。

あなたらしさを出すには、あなたが作品制作に使う材料・素材にたくさん触れることです。ひたすら制作を続けていくと、あるとき急に「ここに別の素材を足すとどうなるんだろう」と、新しいアイデアが浮かびます。そのひらめきが繰り返されることで、作品の個性がだんだん発展し、あなただけのアイデアが詰まったハンドメイド作品になります。

考えるだけ・見るだけでは何も出てきません。自分が作品制作に真剣に向き合うからこそ、オリジナリティーが生み出せるのです。

■あったら嬉しい機能を追加する
上記のオリジナリティーと一緒に、“あったら嬉しい機能”も加えます。こちらはユーザー目線で作品に触れて、不便なところを見つけてください。

例えば、『手帳型スマホケース』。このケースの機能がただ閉じるだけだったら、不便さを感じる方もいるでしょう。このケースに“あったら嬉しい機能”は、

・勝手に開かないためのマグネット留め具
・ICカード類を入れられるポケット
・机に置いても動画を視聴できるスタンド機能

このように、いくつもの“あったら嬉しい機能”が思い浮かびます。もし『手帳型スマホケース』のターゲットが若い女性なら、髪やメイクをチェックできる「小さな鏡」を付けるのも良いですね。

“あったら嬉しい機能”をユーザー目線で考えて追加し、「買ってよかった」と思われる作品にしましょう。

■トレンドを意識して作品を作る
ハンドメイドにも、毎回トレンドがあります。以前は、アクセサリージャンルで「タッセル」、インテリア雑貨では「ハーバリウム」などが流行していましたね。

今のトレンドを意識して作品を作ると、注目度も上がります。ただし、ピークを過ぎると売れなくなるので、注意が必要です。トレンドの物と定番商品となるハンドメイド作品を並行して制作すると良いでしょう。

また、季節に合ったデザインや素材を使用して制作するのもおすすめ。季節ものも、時期が過ぎると売れ行きが悪くなるので、注意してください。

その時のトレンドを随時チェックして、自分のハンドメイド作品にも取り入れてみましょう。

ハンドメイド作品を売りだすコツ:商品の掲載

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ハンドメイド販売サイトの、商品の掲載にもこだわっていますか?

写真はもちろん、作った商品のタイトルなどの文章にもユーザーは注目しているので、手を抜かないように気をつけてください。

■作品ページの写真のクオリティを高める
自分のハンドメイド作品に興味を持ってもらうためには、写真のクオリティが高いものを掲載するのが大きなポイント。

画質が悪かったり影が入っていて全体が暗い写真では、作品の魅力は伝わりません。

ユーザーに興味を持ってもらえる写真にするために

・明るくて作品がはっきり見える
・大きさ、色、形がわかる
・使用用途が想像できる
・作品が引き立つように、背景をシンプルに

これらを意識して、撮影しましょう。また、枚数がたくさんあると更に良いですね。

ただし、購入後に「写真と色が全く違う」と言われないように、加工のし過ぎには気をつけてください。

■作品タイトルのキーワードを意識する
ハンドメイド作品のタイトルは、モチーフ・色・素材などの特徴や、どんな用途の商品なのかがわかるように付けましょう。タイトルの付け方次第で、検索順位や売り上げが左右するので、非常に重要です。

作品の世界観に合ったおしゃれなタイトルより、欲しい商品の特徴などをつけるのがポイント。

また、汎用性が低い言葉を使うのは避けましょう。例えば、「耳飾り」は汎用性の低いキーワードであり、ほとんどのユーザーは、「イヤリング」「ピアス」と検索するでしょう。

自分の作品タイトルを、一度チェックしてみましょう。もし自分がユーザーの立場で商品を探すとき、今の作品タイトルにあるキーワードで検索しますか?

どんな特徴で、どんな用途がある商品なのか、わかりやすい言葉に設定することが大切です。

■作品を出品する時間帯に気を付ける
出品する時間帯は、ハンドメイド作品を売りたいターゲットによって変わります。

アクセサリーを「10代〜20代の若い女性」をターゲットにして売る場合は、学校・仕事が終わって、家でくつろいでいる夜の時間帯に出品。

園児用の服・小物を「30代前後の主婦」をターゲットにして売る場合は、主婦たちが子供を送り届けて、家で休んでいるお昼前ごろの時間帯に出品。

このように、それぞれのターゲットの生活スタイルを想像してください。その方たちがスマホを見る時間帯・見ない時間帯がイメージできると思います。

ターゲットがスマホを閲覧する時間帯に出品することで、ターゲットの目に留まりやすくなるでしょう。

ハンドメイド作品を売りだすコツ:集客

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ハンドメイド作品の売り上げを伸ばすためには、集客も必要です。

販売サイトだけでアピールするのは限界があるので、他の場所でも積極的に作品を宣伝しましょう。

■SNSを利用して作品を発信する
多くの作家が、SNSで作品を宣伝しています。TwitterやInstagramなど、自分に合ったものを活用しましょう。

集客用にハンドメイド作品の宣伝アカウントを作り、プロフィールを充実させましょう。普段はどんなものを作っているか、しっかりアピールしてください。また、使っているハンドメイド販売サイトのリンクも貼るのを忘れずに。

投稿するときは、クオリティの高い写真を載せて、説明文もきちんと書きましょう。写真だけでなく、文章も使って宣伝することで、より作品の良さを伝えられます。そうすることによって、販売サイトへのアクセス数も伸びるでしょう。投稿は1週間以上は空けないように、定期的に発信できると良いですね。

作品の写真以外にも、制作の様子を動画で撮影して載せるのも宣伝の一つです。作業風景がわかると、よりユーザーから興味を持ってもらえますよ。

■ハンドメイドイベントに参加する
ハンドメイドイベントには、たくさんの作家・お客様が来ます。販売サイトとは違って、お客様と直接コミュニケーションが取れる貴重な機会です。

また、他の作家さんの販売・接客の仕方も実際に見られます。同じ作家として、学ぶべきポイントが見つかることも。

販売サイトでは自分の作品が誰にも気づかれなくても、イベントでは直接見に来ている方が新規のお客様になる可能性もあります。

自分の作品を実際に見てもらえる機会を逃さないように、ぜひ参加してみてくださいね。

ハンドメイド作品を売りだすコツ:購入時の対応

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購入時の対応が良いと、ユーザーがまた買ってくれる可能性も高くなります。ここからは、どんなことをすると購入者・リピーターが増えやすいか、ご紹介します。

■メッセージカードをつける
購入後に作品を発送するとき、感謝の気持ちを書いたメッセージカードを同梱します。

メッセージカードに書く内容は、

・購入者の名前と、自分の作家名
・購入してくれたことへのお礼
・「ご感想をお聞かせください」などの、レビューのお願い
・「今後ともよろしくお願いします」などの、また次回の購入のお願い

これらを参考にしてください。

メッセージカードで感謝の気持ちを伝えることで、購入者は嬉しく感じますし、より作品への満足度も高まります。また、作家のイメージアップにも繋がるので、「またこの作家さんの作品を買いたい」と思ってくれる可能性も。

レビューのお願いをすると、販売サイトで評価・感想を投稿してもらえる確率が高まります。レビューが充実すれば、他のユーザーへの安心感にも繋がり、新しい購入者も増えるかもしれません。

メッセージカードの文章は、テンプレート過ぎると魅力がないので、できる限り購入者ごとにオリジナルの文章で書きましょう。リピーターになってくれた場合は、メッセージ内容を変えるなどの工夫をしてください。

■購入者クーポンなどでリピーターを増やす
購入者に割引クーポンを送るのも、リピーターを増やす方法の一つです。

「次回のお買い物で使える◯%割引クーポンをお付けします」などの内容で作成しましょう。少しでも安く買えることはユーザーにとって嬉しい特典ですね。

あなたの作品を「欲しい」「素敵」と思って購入してくれたユーザーなら、クーポンを利用して、また別の作品を買ってくれる可能性があります。クーポンの割引内容は、自分でルールを決めて無理のない範囲で作成しましょう。

ハンドメイド作品が売れない時に!おすすめのストアカ講座

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ここからは、ハンドメイド作品が売れなくて困っている作家におすすめの、ストアカ講座をご紹介します。

販売サイトでの売り上げを伸ばすためのノウハウを、販売のプロから教わることができます。素晴らしい実績を持つ講師が揃っているので、ぜひご覧ください。

オンラインショップで自然と商品を見つけてもらって売れるSEO対策
この講座では、ハンドメイド作家としても活躍している講師から、ネットショップ全般のSEO対策について学びます。

販売サイトの商品検索で上位に入り込むために重要なSEO(検索エンジン最適化)。まずは、「SEOとは何か」を講師がわかりやすく、丁寧に教えてくれます。

その後は、SEOを意識した商品タイトルや、商品の説明文の書き方、検索キーワードについて解説します。

「検索結果で上位に入るための方法がわからない」という方にとって、とても有益な情報を得られる講座です。


売り込まずに売上が伸びる「ハンドメイド作家の始め方」ネットショップ
この講座ではハンドメイド作品をオンライン販売で売り上げを伸ばすため方法を学べます。講師は現役のハンドメイド作家でもあるので、リアルな体験談を聞くことができます。

初級編なので、これからハンドメイド作品をオンラインで売りたいと思っている方にぴったりです。もうすでにハンドメイド作品を販売していて、売上に伸び悩んでいる方も具体的なテクニックを教えてくれるので、受講後にはやるべきことが明確になるはずです。

「売り込まないアピール方法」を学べるので、「売り込むのが苦手」という方でもできる手法で売上アップを目指せます。


WEBマーケティング・SEO講座の一覧

ネットショップ運営のセミナー一覧


まとめ

ハンドメイド作品の売れない原因や、売り上げを伸ばすためのコツなどについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

初めから売れるようになるのは、かなり難しいということがわかりましたね。ですが、「自分の作品に足りないものが何か」「改善するために何が必要か」を知ることで、少しずつ売り上げを伸ばすための行動ができるはずです。

自分一人ではどうしようもない場合は、ストアカの講座の利用をおすすめします。プロの経験談や説得力のある説明を聞くことで、モチベーションが上がり、実践に移すきっかけにもなるかもしれません。

少しずつ売り上げを伸ばすために、自分のペースでコツコツと改善策に取り組みましょう。

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