ボイトレが難しい…上手くならないのはなぜ?よくある原因とその対処
「ボイトレをしているのに歌がうまくならない」「ボイトレ教室に通っても上達した気がしない」そんな悩みを抱えていませんか?せっかく努力をしているのに、結果が出ないと悔しいですよね。
そんなときはまず、上達しない原因を知ることが大事です。この記事では、ボイトレの効果が感じられないときのよくある原因と、悩み別の対処法をお伝えします。
ボイトレで歌が上手くならない原因:独学している人
最近では本やインターネットに、ボイトレに関する様々な情報が載っていますが、「何から始めたらよいか分からない」「自分に合う方法が分からない」という状況に陥りがち。
独学で始める場合、基礎ができていないまま、無理のある練習を続けてしまうことも多いので注意が必要です。
まずは独学でボイトレを始めた人に多い、ボイトレの効果を感じにくい原因をご紹介します。
■正しい姿勢で歌えていない
姿勢を正すことは、ボイトレの基本の一つです。歌うときの自分の姿勢を意識してみましょう。もし猫背になっていたら、本来の声が出せていないかもしれません。
姿勢を意識したことがないという人は、壁にかかとをつけて立ってみてください。この時、顎を軽く引き、頭・肩・腰が壁につくように意識することがポイントです。この姿勢をキープして練習すると、余分な力が抜けて良い声を出しやすくなりますよ。
■呼吸方法が間違っている
ボイトレでは腹式呼吸を使います。腹式呼吸は、寝ているときに自然とやっている呼吸方法ですが、歌うときに使えるようになるには練習が必要です。
歌うときにお腹や腰に手を当て、吸うときに広がり、吐くときに凹んでいるかどうかチェックしてみてください。
また歌うときは、息を一定の量ずつ吐き出すようコントロールすることも大事。うまくできていない場合は、ブレスコントロールを身につけるトレーニングを取り入れてみるのがおすすめです。
■発声方法に問題がある
発声練習をせずに、いきなり歌の練習を始めていませんか?発声練習は、ボーカルの基礎力を鍛える大事なトレーニングです。まずは発声練習をしっかり行って、正しい発声方法を身につけましょう。
ボイトレをするときに、必ず発声練習を取り入れるようにすると、よい声が出しやすくなります。自分の悩みに合わせた練習プランを立てると、上達が早くなりますよ。
■自分のレベルに合った練習法ができていない
ボイトレを独学で始める場合、一番難しいポイントが「自分に合った練習法を見つけること」です。歌がなかなか上達しない場合は、間違った方法で練習している可能性が高いので、違う方法も試してみてください。
様々な方法を試してもうまくいかない場合は、ボイトレ教室やオンラインのボイトレレッスンなどを利用して、プロからアドバイスをもらうのもおすすめ。一人で悩み続けるよりも、効果的な方法を教えてもらえるはずです。
ボイトレで歌が上手くならない原因:教室に通っている人
ボイトレ教室に通ってもなかなか歌が上達しない場合、お金も時間も費やしているのでより辛い気持ちになりますよね。教室に通ってもボイトレの効果が感じられないときは、どうしたらよいのでしょうか?ここでは内的な要因と外的な要因をそれぞれお伝えします。
■自主練をしていない
ボイトレは、筋トレなどと同じで、日々の積み重ねが大事です。ボイトレ教室でのレッスン時間は、1週間の中のほんの少し。通うだけでなく、レッスン以外の時間でも練習をすることが上達への近道です。
ボイトレ教室に通うだけで満足してしまっていた人は、レッスンの内容を復習するところから始めましょう。発声練習などの基礎練習だけでも、日々取り入れてみるのがおすすめです。
■先生が自分に合っていない
レッスンも自主練習も頑張っているのに上達しない場合は、ボイトレの講師が自分と合っていない可能性もあります。
例えば、講師の教え方が専門的すぎて理解できなかったり、自分が歌いたいジャンルと違うことばかり教えられたり、「合わないな」と感じたら違う講師のレッスンを受けてみることも大事。
講師との間にも相性があるので、楽しく通える講師と出会ってくださいね。
お悩み別のボイトレ方法
好きな歌を歌うときは、「高い音が出ない」「音程が取れない」など様々な壁が現れます。
歌を上手に歌えるようになるには練習が必要ですが、間違った練習を続けると喉を痛めることがあるので注意が必要です。ここでは、悩み別におすすめの対処法をお伝えしていきます。
■大きな声が出せない場合
大きな声が出せない原因には、腹筋などお腹の支えが足りないことが挙げられます。
床に仰向けになり、かかとを10cmほど浮かせた状態で歌ってみてください。すると、おへその下あたりが苦しくなってきませんか?そこにしっかり力が入るようになると、声量が上がりますよ。
また、息を十分に吸えてなくて、吐き出す息が不足している可能性も。その場合は、ブレスコントロールを意識した練習を取り入れるのがおすすめです。
■高い音が出せない場合
大きな声を出したいときも、高い音を出したいときも、おへその下あたりにしっかり力を入れて、喉を大きく開いて歌うことが大事。これをしっかり行うだけで、音域が広がることもあります。
どうしても出しにくい高い音は、鼻に響かせる意識で歌ってみるのもおすすめ。口角をしっかり上げ、目を大きく開くと響きやすくなりますよ。
■音程が外れてしまう場合
声量があり、音域に問題がなくても、音程が外れていると歌はうまく聞こえません。音程をよくするためにはまず、その歌のメロディをきちんと知る必要があります。
カラオケで練習する際は、採点モードを使い、音程バーを見ながら確認してみましょう。ボイトレ教室に通っている場合は、先生にメロディラインをピアノで弾いてもらうのもいいですね。
練習するときは、メロディラインを意識しながら、ラララで歌ってみるのがおすすめ。初めのうちは、手を上げ下げしたりして、音程の感覚を掴んでみてください。
■リズムが合わない場合
リズム感も、かっこよく歌を歌うために大事な要素。メトロノームを使って、リズムを刻みながら歌う練習をするのがおすすめです。メトロノームは、スマホに無料のアプリもありますよ。
拍子が分かるようになってきたら、今度は拍子の間にある裏拍を意識してみましょう。裏拍を意識できるようになると、歌い方がもっとこなれてきますよ。
独学が難しい…上手くならない人は必見のストアカボイトレ講座
「独学でいろんな方法を試してみたけどうまくいかない」…そんなときは、ストアカでボイトレ講座を受けてみるのもおすすめです。オンラインで受けられるレッスンもあるので、パソコンやスマホなどの機器があれば気軽に受けられますよ。
独学のボイトレで伸び悩んでいる人や、自分に合った練習方法を見つけたい人におすすめの講座を3つご紹介します。
▼《対面•個人レッスン専門》地声を鍛えるボイストレーニング 教室
「練習をするといつも声が枯れてしまう」…そんな悩みを持つ人は、このレッスンで喉を痛めない発声法を学んでみませんか?マンツーマンのオーダーメイドレッスンなので、自分に合う練習法がきっと見つかるはずです。
▼元劇団四季シンガーと高音習得レッスン@浅草橋or新宿or銀座
自分の目標や悩みを、毎回確認しながらレッスンをしてもらえます。「高い音が出ない」「声量が小さい」という悩みを持った人におすすめ。オンラインレッスンも対応してもらえるので、東京に住んでいない人でも受けられますよ。
▼「30分のボイストレーニング」正しい姿勢・腹式呼吸で楽な発声を!
姿勢・呼吸法・発声法という歌の基礎をきちんと学ぶことができる講座です。オンラインでも受けることができますよ。30分という短い時間でも効果を感じることができるので、忙しい人にもおすすめです。
自分のスキルに合った練習をしよう
ボイトレを続けていてもなかなか歌が上達しない場合、独学なら基礎がきちんとできていなかったり、練習方法が自分に合っていなかったりすることがあります。
ボイトレ教室に通っていても、自主練習しなかったり、先生との相性が悪かったりすると、なかなか歌は上達しません。
効果的な方法を知れば、もっと歌うのが楽しくなるはず。伸び悩んだときは原因を知り、自分に合う方法で対処してくださいね。