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グラフィックレコーディング(グラレコ)とは?メリットや練習方法を解説

文字と図を組み合わせて会議などの内容をまとめる「グラレコ」がいま注目を集めています。インターネットで検索すると、カラフルで上手なイラストのグラレコがたくさん見つかりますが、「絵が上手でなければグラレコはできない」と思っていませんか?

実はグラレコは、絵の上手さはほとんど関係ありません。
それよりも、物事の要点をとらえてわかりやすくまとめるスキルの方が重要な要素なんです。
今回ご紹介するグラレコのメリットや書き方のポイント、練習方法を知って、あなたもぜひ日常にグラレコを取り入れてみてください。

グラレコとは

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グラレコとは、グラフィックレコーディングの略で「図形を使って会話の内容などを視覚的にわかりやすい形にまとめる手法」のことです。

書籍もたくさん出版されていて、ミーティングなどの人が集まる場で議論の内容をリアルタイムに可視化したり、本やセミナーの内容を後日共有するための記録として使われたりすることもあります。
グラレコで重要なことは次の3つです。

・物事の中心となる要素や出来事をしっかりおさえる
・難しいこと、複雑なこともできるだけシンプルに表現する
・物事の要点をとらえつつ、前後関係などもわかるようにまとめる

グラレコは描くこと自体が目的なのではなく、あくまでも情報を残す手段の一つ。従来からある文字の議事録や、オンライン会議のアーカイブ映像などと同じで、数ある記録方法の新しい選択肢としてグラレコが採用される場面が増えてきているのです。


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グラレコのメリット

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幅広い場面で活用できるグラレコですが、仕事や日常生活に取り入れると、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。グラレコで便利になること、グラレコがもたらす効果について解説します。

◆情報を視覚的に伝えられる
グラレコは、文字・図形・矢印などを組み合わせることで、情報を整理する役割があります。それにより、文字ばかりの記録よりも一目見て情報が頭に入ってきやすく、印象に残りやすいというメリットがあります。

・アイディアを出すブレーンストーミング
・企画書やプレゼンテーションの資料
・会議やミーティングで出た意見の可視化
・勉強会の内容をメモとして残す

グラレコを上記のような場面で活用すると、その場にいなかった人にもわかりやすく情報を伝えることができます。

◆議論が活性化する

・会議では発言の多い人や、立場・年齢が上の人の意見が通りがち
・意見を全然言わない人、話を脱線させる人がいて困っている
・会議で決めるべき事柄が途中でわからなくなることがある

人が集まる会議やミーティングの場でよくある、これらの悩み。グラレコを活用して会議の内容をリアルタイムで記録していくと、解決できる場合があります。

・誰がどんな意見を言ったかを記録に残せる
・意見を言っていない人の積極性が高まる
・出た意見の関連性や話の流れがわかりやすくなる
・会議で決まったこと、まだ決まっていないことが明らかになる

ポイントとしては、会議の最初に「今日話し合うべきトピックス」を全員の見える位置に書き出しておくことです。そうすることでミーティングの方向性がわかり、話の脱線が防げます。また、単純にグラレコは記録方法として珍しいので、ホワイトボードなどに書き出す様子を見て出席者が楽しくなり、話が盛り上がる効果もあります。

◆振り返りがしやすい
過去の出来事を思い出したいときも、グラレコが役立ちます。例えば、前回の会議の内容を振り返りたい場合、文字が長々と書かれている議事録だと、その中から重要な情報を読み取るのは大変ですし時間もかかりますよね。

その点、グラレコならすぐに話の中心となるポイントを把握でき、頭の中を整理しながら振り返ることができます。図形やアイコンなども描かれているので、視覚的に楽しい雰囲気になり、普通の議事録よりも人の記憶に残りやすかったり、何度も見返したくなったりする効果も期待できます。

このように、グラレコは記録に残した場面が終わったあとも、場の臨場感を思い出させる力があるんですね。

グラレコ化に効果的なものの例

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グラレコの概要やメリットはわかったけれど、具体的にどんな場面でグラレコを描けばいいのか疑問に思っていませんか?初心者にも取り組みやすい「グラレコ化すると効果的な場面」は次の3つです。

・会議やミーティングの内容
・セミナーやプレゼンの内容
・読んだ本の内容を紹介する

以下でそれぞれ具体的にご紹介します。

◆ミーティング内容
複数の人が集まる会議やミーティングの内容は、グラレコ化すると従来の文字の議事録とは違った角度で話の内容を記録・共有・振り返りできるきっかけになります。

具体的には、矢印で話の流れを表したり、丸で囲んだトピックス同士を線でつなげて関連性を示したりといった、グラレコにしかできない表現が可能です。

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後でその記録を見る人も、どんな流れで議論が進んでいったのかがわかれば、ミーティングの内容をスムーズに理解することができますよね。

また、ミーティングの場でリアルタイムにグラレコを描けば、メンバーが議論の内容を俯瞰して見られるので、新しいアイディアが生まれたり議論の停滞を防いだりする役割もあります。

◆セミナーなどのプレゼン内容
セミナーや授業・講義・ワークショップなど、誰かの話を聞く場面もグラレコ化にぴったりです。ただ、話している内容すべてを記録にとる必要はありません。

プレゼンテーションなどは、たいてい最初に話のテーマと主なトピックスをいくつか挙げてから本編に入っていきます。そのトピックスをあらかじめ書き留めておき、話の流れにあわせて記録をとっていくのが良いでしょう。

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発表者がジェスチャーを交え、強調して話していることは、プレゼンテーションで一番伝えたい内容です。そこを拾い上げてグラレコ化すると、要点をおさえたものになりすっきりまとめることができますよ。


◆書籍の内容
おすすめの本の内容を要約して伝えたいときにも、グラレコが使えます。この場合も、セミナーと同じく本の一字一句まで拾い上げなくても大丈夫です。

グラレコは、物事の本質となっている大事な部分だけを抜き出して伝える手法なので、自分で本を読んで「ここが作者の一番伝えかったところかな」「私はこの部分が勉強になった!」と思うところを抜き出します。吹き出しや下線などの図形をうまく使って、大事な部分とそれを補足する情報が一目でわかる形にまとめましょう。


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グラレコの書き方のポイント

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グラレコは「イラストを描かなければいけない」というイメージが強く、絵に苦手意識がある人にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。でも実際は、上手な絵が描けなくてもグラレコはできるんです。ここでは、絵が得意でなくてもできる、グラレコの書き方のコツをお伝えします。

◆身の回りのものをアイコン化する

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グラレコはシンプルに情報をまとめることが目的なので、イラストの詳細な描写や凝った絵を描く必要はありません。簡単に手早く仕上がるアイコンさえ描ければOKです。丸・三角・四角でたいていのものはアイコン化できるので、ぜひ身近なものから試してみてください。

◆表情のパターンを作る

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シンプルなパーツを使うだけで、人物の気持ちを表現することができます。やり方は簡単で、眉・目・口のいくつかのパターンを作って組み合わせるだけ。表情のパターンは手軽に描ける上に、見た人にすぐ伝わる便利なものなので、ぜひ覚えておきましょう。

◆矢印を活用して見やすくする

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グラレコでよく使われる矢印は、話の流れ・物事の関連性や相互作用・手順の説明など、幅広い図解に応用できます。矢印がある場合とない場合とでは、グラレコのわかりやすさは各段に違ってきます。ぜひ適切な使い方を身につけたいですね。

グラレコを上達させる方法

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グラレコは一日や一週間で身につくものではなく、これまで解説したポイントをもとに繰り返し練習をして上手になるものです。いきなり人の話を聞きながらグラレコにまとめるのは難易度が高いので、以下の方法を参考にしてぜひ上達を目指してみてください。

◆本を参考にする
グラレコの概要やノウハウを一通り知りたいという人は、本を読んでみるのはいかがでしょうか。グラレコに関する本は多く出版されていますが、その中でも初心者におすすめの本3冊をご紹介します。

📖 「はじめてのグラフィックレコーディング 考えを図にする、会議を絵にする。」
久保田麻美 著

グラレコで難しいのは、話を聞きながら図解をしていくこと。「手を止める・話を聞く・書く」この3つの切り替え方や伝わる図の書き方など、様々な場面でグラレコに取り組んできた著者だからこそ語れる「グラレコの基本」を網羅的に解説した本です。


📖 「問題をシンプルにして毎日がうまくいく ふだん使いのGRAPHIC RECORDING」
吉田瑞紀 著

グラレコは会議などを記録するだけでなく、思考整理やコミュニケーションに使える手法です。日常の中でグラレコを活用するポイントや細かな書き方のノウハウも満載で、読み終わったとき「私もグラレコを書いてみたい!」と思える本です。

著者はストアカでもグラレコの講座を開催している人気講師。併せて受講してみてはいかがでしょうか。


📖 「毎日がもっと楽しくなる!4色ボールペンでかんたん!かわいい手帳イラスト」
Igloo*dining* 著

グラレコで役立つ、ちょっとしたアイコンやイラストの書き方を解説した本です。いつも使っているボールペンで手軽に書けて、見ていて楽しい絵がたくさん載っています。グラレコに慣れるためにも、まずは簡単なアイコンの練習から始めてみませんか?

どの本も、実践に移しやすいグラレコのコツがわかりやすく書かれているので、まずは1冊手に取ってみるといいですよ。


◆プレゼン動画や音声コンテンツで練習する
自宅で気軽にできる練習方法として、動画や音声を活用する方法もおすすめです。自分の興味がある分野のスピーチやプレゼンテーション・対談などをインターネット上で探して、それを聞きながら実際にグラレコを描いていきます。練習するときに気をつけたいポイントは、次の3つです。

・スライドや資料の内容を丸写ししない
書き写すだけではグラレコの練習にならないため、話の重要ポイントを自分の言葉でまとめることを意識する

・映像や音声の一時停止はできるだけしない
リアルタイムで話を聞きながらグラレコを描くことに慣れるようにする

・全体の大枠をとらえることを意識する
グラレコは細部まで記録をとる必要はなく、話の要点をおさえていればOK

まずは短めのコンテンツから挑戦し、徐々に長時間のものをグラレコにできるよう練習してみてください。

◆オンライン講座に参加する
自分で練習すると挫折してしまいそうな人や、プロにコツを聞きながら学びたい人は、オンライン講座で学んでみるのはいかがでしょうか。プロならではの経験をもとに、グラレコの書き方のポイントや上達のために必要なことを教えてもらえます。

オンライン講座なら、あらゆるジャンルの学びを得られる「ストアカ」がおすすめ。ストアカでグラレコが学べる人気講座を次の章でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


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グラレコは練習あるのみ!ストアカのグラレコ講座

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ストアカでは、グラレコの本を出版している講師や、多くのセミナー・会議などでグラレコを実践してきた経験豊富な講師から直接学べる講座があります。初心者の人、絵が苦手な人も挑戦しやすい講座ばかりなので、チェックしてみてくださいね。

【朝活ONLINE】絵心なくてもOK!グラレコ体験会
グラレコで一番大切なことは、絵のセンスではなく「物事の構造をシンプルにとらえる力」です。つまり、インプットしたことを自分なりに解釈して、わかりやすく要約したうえでアウトプットする力が重要なのです。

この講座では、見聞きしたことをグラレコですっきりまとめるときに役立つ「アウトプット力」を養います。物事を誰にでもわかりやすく伝える力がアップするので、仕事やプライベートなど幅広い場面で役立つこと間違いなしですよ。


グラレコを一緒に描いてみよう!ミニ講座+体験会【初心者歓迎🎵】

・グラレコに興味はあるけど、絵心のない自分にできるかな?
・どうやってグラレコの練習をすればいいの?
・どんな場面でグラレコを使ったらいい?

そんな初心者の方には、グラレコの基礎がわかるこの講座がおすすめ。楽しくグラレコを練習するコツや、実生活で役立てる方法など、丁寧にわかりやすく解説してくれます。グラレコのハードルを下げ、チャレンジするきっかけにしてみてはいかがでしょうか。


絵なしグラレコOK!グラフィックレコーディング体験会♪初心者大歓迎
「絵を描かなくてもグラレコはできる!」
と聞くと、驚く人もいるかもしれません。でも本来グラレコは、見聞きしたことの中心となるポイントに焦点を当て、誰にでもわかりやすくまとめる手法のこと。

その本質さえ理解できれば、初心者でも、絵に苦手意識があっても、十分グラレコに近づけることは可能です。イラストやデザインのセンスがなくてもできる、グラレコのコツを学んでみませんか。


【オンライン・初心者向け】90分で学べて作れる!グラレコ体験講座
「グラレコを見よう見まねでやってみようとしても、なんだか上手くいかない」と感じていませんか?この講座は、グラレコの基礎知識の講義を受けたあと、実際に手を動かして自分で描いてみるという形式で進みます。簡単な課題から始まり、徐々にレベルアップしていく内容なので初心者の方でも大丈夫。

完成したグラレコはその場で講師が見てくれて、添削やアドバイスがもらえるので、上達への近道になりますよ。「グラレコに挑戦したいけど一歩を踏み出せない」と思っている人におすすめです。


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おわりに

グラレコは、絵が上手でなくても図形やアイコン・文字を組み合わせるコツをつかめば、誰でも挑戦できます。ただ、情報を整理してわかりやすくまとめるためには、繰り返し練習が必要です。

今回ご紹介したグラレコの書き方のポイントや上達のコツ、ストアカの講座を参考にして、ぜひ実際に描いてみてください。新しいアウトプット方法を身につけて、さらにステップアップした自分を目指しましょう!

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