見出し画像

ミドルシニアも強い意欲あり!50代~ミドルシニア世代が「リスキリングで身に付けたいスキル」ランキング

リスキリングとは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」(経済産業省より)。

「デジタル時代の到来」と「コロナ禍による働き方の変化」において、リスキリングが今年の流行語大賞にもノミネートされるなど、注目が高まっています。

人生100年時代となり、ミドルシニア層の「セカンドキャリア」を考える動きも活発になっているなかで、実際ミドルシニア世代のみなさんはリスキリングをどのように捉えているのでしょうか?

今回は、ストアカのユーザーにご協力いただき、【50代~ミドルシニア層が、リスキリングしたいスキル ランキング】を調査しました!
今後のスキルアップの参考に、ぜひご覧ください。

▼そもそもリスキリングとは?詳細はこちらでチェック


【調査概要】

50代以上の男女(女性:男性=8:2)に聞きました。回答者の年齢は、50代が約75%、60代が約23%、70代以上が約2%となっています。

【調査概要】
調査期間:2022年11月14日~11月27日
調査手法:WEBアンケート調査
調査対象:ストアカユーザー(50代以上)
有効回答者数:337人
内、男性 21.4%(72人)、女性 78.0%(263人)、その他 0.6%(2人)
有効回答者の年代:50代 75.1%、60代 22.8%、70代 2.1%
※本調査を引用いただく際は、「ストアカ調べ」とご記載ください。

■リスキリングって知ってますか?

リスキリングという言葉を知っていたのは約2割。

Q.あなたはこのアンケートに回答する前から「リスキリング」という言葉を知っていましたか?
知っていた 20.2%
知らなかった 79.8%

「知っていた」と答えたのは約2割。まだまだ「リスキリング」という言葉は浸透していないようです。

■リスキリングに取り組んでいますか?

37.5%が「既に取り組んでいる」

Q.あなたは既にリスキリングに取り組んでいますか?
既に取り組んでいる         35.9%
興味はあるが、まだ取り組んでいない 43.3%
取り組む予定はない         20.8%

リスキリングにすでに取り組んでいるミドルシニア層は35.9%と、非常に高い結果となりました。また、まだ取り組んでいないものの、興味はあると答えた方も約4割という結果に。

ミドルシニア層もセカンドキャリアや人生の充実をめざして、日頃から学びに取り組んでいる方が多いようです。

また、既にリスキリングに取り組んでいる方に「取り組んだ理由」も伺いました。

Q.「既に取り組んでいる」とお答え頂いた方に質問です。なぜリスキリングに取り組もうと思いましたか?

新しいことを学ぶことが楽しいから     60.3%
自分の市場価値を上げたいから       54.5%

副業がしたいから             33.9%
将来が不安だから             33.1%
独立したいから              30.6%
現在の就業先でキャリアアップをしたいから 23.1%
転職したいから               7.4%
再就職したいから              7.4%
トレンドにのりたいから           5.8%
その他                   5.0%

(複数回答可)

ミドルシニア層に限らず、リスキリングをする理由1位に輝いたのは「新しいことを学ぶことが楽しいから」でした。

実際、リスキリングを所属する企業の研修で取り組んでいる方は9.1%、個人で取り組んでいる人は97.5%と、圧倒的に個人で取り組んでいる方が多く見られました。やはり自分が興味を持って楽しめるものだからこそ、自発的にスキル習得を目標に努力できるようです。


■リスキリングをする上で最もハードルに感じることは何ですか?

「どんなスキルを身につけるべきかわからない」も悩み

Q.リスキリングをする上で最もハードルに感じることは何ですか?

お金がかかる                51.6%
どんなスキルを身につけるべきかわからない  36.5%
学ぶ時間を確保できない           30.6%
学んだ内容を活かす場がない         26.4%
どのように勉強したらよいのかわからない   25.8%
やる気の維持が難しい            24.9%
何を目標にしたらいいかわからない      24.6%
特にハードルを感じることはない       9.2%
その他                   2.7%

(複数回答可)

30代前後との世代との大きな違いは、「学ぶ時間を確保できない」と答えた方が若干少なかったことです。子育てや、人によっては仕事も一段落し、自分のしたいことに集中できる時間は確保しやすいのかもしれません。

一方で、時間に多少余裕があっても「どんなスキルを身につけるべきかわからない」「学んだ内容を活かす場がない 」と答えた方が多く見受けられました。

豊富な経験がありながらも新たなスキル習得となると、それを発揮する場を含め、目標設定をすることが簡単ではないようです。


■「50代~ミドルシニア層がリスキリングしたいスキル ランキング」発表!

Q.今後、あたなたが最もリスキリングしたいスキルはなんですか?

1位 コミュニケーションスキル(19.9%)
2位 語学スキル(13.5%)
3位 趣味関連のスキル(10.1%)

4位 プログラミングなどのITスキル(7.1%)
5位 マーケティング・広報PRのスキル(6.0%)
6位 動画編集スキル(6.0%)
7位 資格関連スキル(4.9%)
8位 ライティングスキル(4.5%)
9位 SNSマーケティングスキル(4.5%)
10位 WEBデザインスキル(4.1%)
11位 コーチング・ティーチングスキル(4.1%)
12位 経営に関するスキル(経営戦略、経営分析など)スキル(2.6%)
13位 Excel(エクセル)スキル(2.2%)
14位 マネジメント・リーダーシップススキル(1.9%)
15位 営業・セールススキル (1.5%)
16位 プレゼンテーションスキル(1.5%)
17位 画像編集スキル(0.7%)
18位 撮影スキル(0.7%)
19位 データ分析スキル(0.7%)
20位 ロジカルシンキングスキル(0.4%)
21位 バックオフィス関連スキル(人事・経理・法務・秘書等)(0.4%)
22位 会計・ファイナンススキル(0.0%)
23位 その他(2.6%)
その他の回答:心理学、デザイン思考、木工など

ミドルシニア層が今後リスキリングしたいスキルは、「コミュニケーションスキル」「語学スキル」が圧倒的に多く、次いで「趣味関連のスキル」が3位という結果になりました。

コミュニケーションスキルは、接客や営業など、様々なシーンで発揮できるスキルです。自身で事業を興す際にも、協力者を集めたり交渉をしたりする際に、コミュニケーション力は力を発揮しそうですね。

また、語学スキルは海外での活躍だけでなく、外国人観光客が少しずつ戻り始めている観光業でも活躍するスキルです。

趣味関連のスキルを選んだ方も多いです。ミドル・シニア世代になると、趣味として続けてきたことが仕事になりえるほどの知識と経験を身に付けていらっしゃる方も多く存在します。

また、最近ではDXに向けたIT人材の育成が呼びかけられていますが、今回の結果でも、IT関連のスキル取得に興味がある方は7.1%とまだ少数ではあるものの、今後の産業の発展を視野に入れてITスキルのリスキリングを行いたいと考える人がすでにいるということが判明しました。


まとめ

【今回の調査のまとめ】
・リスキリングにすでに取り組んでいる・興味があるミドルシニアは、なんと8割以上
・既に学びを始めている人の約6割が選んだ理由は「新しいことを学ぶことが楽しいから」。
リスキリングに取り組む上でのハードルは「どんなスキルを身につけるべきかわからない」こと。これからのキャリアを見つめ直して、どんなスキルを得るべきか、考えてみて。

すでにリスキリングに取り組んでいる人は、その学び自体が楽しいということがモチベーションの1つになっているという事がわかりました。

ミドルシニア世代のリスキリングには「セカンドキャリア」や定年後の活動を見越したスキルアップが求められるでしょう。

人生100年時代において、まずは自分の「やりたいこと」を見つけて、次は自分の「できること」の幅を増やして、目指すキャリアに挑戦していきたいですね。


▼ミドルシニアが興味のあるスキルを学ぶならこれがおすすめ!


▼他の世代が興味のあるスキルはこちら


料理、占い、ビジネススキル、ヨガなどのレッスンが1回1,000円から! オンライン講座なら、国内最大級のまなびのマーケット「ストアカ」へ♪