ミドルシニアも強い意欲あり!50代~ミドルシニア世代が「リスキリングで身に付けたいスキル」ランキング
リスキリングとは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」(経済産業省より)。
「デジタル時代の到来」と「コロナ禍による働き方の変化」において、リスキリングが今年の流行語大賞にもノミネートされるなど、注目が高まっています。
人生100年時代となり、ミドルシニア層の「セカンドキャリア」を考える動きも活発になっているなかで、実際ミドルシニア世代のみなさんはリスキリングをどのように捉えているのでしょうか?
今回は、ストアカのユーザーにご協力いただき、【50代~ミドルシニア層が、リスキリングしたいスキル ランキング】を調査しました!
今後のスキルアップの参考に、ぜひご覧ください。
▼そもそもリスキリングとは?詳細はこちらでチェック
【調査概要】
50代以上の男女(女性:男性=8:2)に聞きました。回答者の年齢は、50代が約75%、60代が約23%、70代以上が約2%となっています。
■リスキリングって知ってますか?
リスキリングという言葉を知っていたのは約2割。
「知っていた」と答えたのは約2割。まだまだ「リスキリング」という言葉は浸透していないようです。
■リスキリングに取り組んでいますか?
37.5%が「既に取り組んでいる」
リスキリングにすでに取り組んでいるミドルシニア層は35.9%と、非常に高い結果となりました。また、まだ取り組んでいないものの、興味はあると答えた方も約4割という結果に。
ミドルシニア層もセカンドキャリアや人生の充実をめざして、日頃から学びに取り組んでいる方が多いようです。
また、既にリスキリングに取り組んでいる方に「取り組んだ理由」も伺いました。
ミドルシニア層に限らず、リスキリングをする理由1位に輝いたのは「新しいことを学ぶことが楽しいから」でした。
実際、リスキリングを所属する企業の研修で取り組んでいる方は9.1%、個人で取り組んでいる人は97.5%と、圧倒的に個人で取り組んでいる方が多く見られました。やはり自分が興味を持って楽しめるものだからこそ、自発的にスキル習得を目標に努力できるようです。
■リスキリングをする上で最もハードルに感じることは何ですか?
「どんなスキルを身につけるべきかわからない」も悩み
30代前後との世代との大きな違いは、「学ぶ時間を確保できない」と答えた方が若干少なかったことです。子育てや、人によっては仕事も一段落し、自分のしたいことに集中できる時間は確保しやすいのかもしれません。
一方で、時間に多少余裕があっても「どんなスキルを身につけるべきかわからない」「学んだ内容を活かす場がない 」と答えた方が多く見受けられました。
豊富な経験がありながらも新たなスキル習得となると、それを発揮する場を含め、目標設定をすることが簡単ではないようです。
■「50代~ミドルシニア層がリスキリングしたいスキル ランキング」発表!
ミドルシニア層が今後リスキリングしたいスキルは、「コミュニケーションスキル」「語学スキル」が圧倒的に多く、次いで「趣味関連のスキル」が3位という結果になりました。
コミュニケーションスキルは、接客や営業など、様々なシーンで発揮できるスキルです。自身で事業を興す際にも、協力者を集めたり交渉をしたりする際に、コミュニケーション力は力を発揮しそうですね。
また、語学スキルは海外での活躍だけでなく、外国人観光客が少しずつ戻り始めている観光業でも活躍するスキルです。
趣味関連のスキルを選んだ方も多いです。ミドル・シニア世代になると、趣味として続けてきたことが仕事になりえるほどの知識と経験を身に付けていらっしゃる方も多く存在します。
また、最近ではDXに向けたIT人材の育成が呼びかけられていますが、今回の結果でも、IT関連のスキル取得に興味がある方は7.1%とまだ少数ではあるものの、今後の産業の発展を視野に入れてITスキルのリスキリングを行いたいと考える人がすでにいるということが判明しました。
まとめ
すでにリスキリングに取り組んでいる人は、その学び自体が楽しいということがモチベーションの1つになっているという事がわかりました。
ミドルシニア世代のリスキリングには「セカンドキャリア」や定年後の活動を見越したスキルアップが求められるでしょう。
人生100年時代において、まずは自分の「やりたいこと」を見つけて、次は自分の「できること」の幅を増やして、目指すキャリアに挑戦していきたいですね。
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