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【定活、セカンドキャリアの事例が知りたい!】活躍するOver60先生たちに、なぜ・どうやって「先生」の道を選んだのか聞いてみました

豊かな老後のために、事前に仕事、お金、人脈などについて考える「定年前活動」。ストアカではセカンドキャリアコンサルタントの髙橋 伸典氏とコラボして、定年前活動【定活】をはじめたい!セカンドキャリアをストアカで発見したい!という人を応援する『定年1年目の教科書✕ストアカ』コラボ企画を行っています。ぜひ他の記事もご覧ください。

こんにちは!ストアカ編集部です。

ストアカでは60歳を越えている、Over60歳先生も多く活躍しています。
「60歳を超えて新たなキャリアを作る」ということは、特別な人にしか出来ないと思い込んでいませんか?もちろん努力や挑戦は必要です。

しかし、長年の経験やスキルを生かして新たなキャリアを作れるとしたら、素晴らしいことではないでしょうか?

自分のスキルや得意なことをブラッシュアップして、「オンラインで教える」という新たな道を拓かれた先生方に、なぜ・どのようにして新たなキャリアを築かれたのか、お伺いしてみました。

「定活」をしてセカンドキャリアを見つけたい・実践したいという方は、必見です。



40代後半から介護業界へ、定年からはヨガインストラクターという新たな道へ│日好先生

日好 清子 先生(66歳)
顔ヨガインストラクター 

◆日好先生のキャリアポイント
・主婦、パート勤務を経て、子育てが落ち着いて40代後半から介護業界へ
・たまたま勤務先での福利厚生の一環としてヨガを受講
定年60歳で、ヨガインストラクターという新たな道を拓いた


先生のキャリア
銀行に8年勤務、結婚後NYに7年滞在。学生食堂などでパートタイム勤務を経験。40代後半、子どもが成長して長時間働くことが可能になり、介護業界にて合計19年勤務。

ケアマネージャーとして勤務した最後の職場で、福利厚生として職場の会議室で開催されていたヨガ教室に7年通い、ヨガの良さを実感する。その良さを伝えるべく、60歳の定年を機にヨガインストラクターの資格を取得

定年後も高年齢雇用でケアマネージャーとして働きながら、公民館などでヨガのレッスンを開催。2019年、63歳8ヶ月で「顔ヨガ」のインストラクター養成講座を受講し地域でレッスンをスタートしたものの、翌2020年にはコロナにより教室の開催が不可能に。その時にストアカの存在を知り、2020年9月にストアカで顔ヨガ講座を開講した。

今年2022年5月末、66歳でケアマネージャーの仕事を退職。現在は、顔ヨガと同じく60歳を超えて取得した資格を生かして接遇研修などを、病院や福祉施設で行いながら、ストアカではオンラインで顔ヨガレッスンを開講している。ストアカでは教えた人数が1,200人を超えるプラチナ講師として活躍中。

❏over60で、ストアカ講師デビューの準備は大変でしたか?

大変でしたが、楽しかったです。

まず、とてもアナログな人間なのでZoomの練習を重ねました。パソコンも自分用に新しいものを買いました。講師登録後は、講座ページを何度も何度も書き換えました。

説明用の画面共有のスライドはパワーポイントを使えていたので、その点は楽でした。ただ、その頃はケアマネジャーの仕事をしていたので、寝る時間が遅くなり結構大変でしたが、いい経験になりました。


❏現在66歳、これからもストアカ講師の仕事は続けたいですか?

私は70歳以降もこの仕事を続けたいと思っています。
ストアカデビューが既に64歳だったですしね(笑)
自分の好きなこと、得意なことを教えることで、誰かが喜んでくれる。その様子を見て自分も喜びを感じられることを幸せに思っていますし、とてもやりがいを感じています。

また、ニュースなどでは年金だけの生活では将来が不安なので他に貯蓄が必要など、長生きしていると将来が不安かのように言っています。

だから、元気で働けるなら、自分の好きなことをして収入が得られるのはとてもいいことだと思います。暮らしや気持ちに余裕が出てきます。

ただ、私は家族との時間も大切にしたいので、身を削るような仕事の仕方はしたくありません。
ですので、移動やそのための時間が不要になるオンラインでの仕事、しかも、働き方を自分で決めることができる「ストアカ」のような場があるのは、60歳以上の私や他の方の大きな拠り所になると思います。
そういった理由で、ストアカをずっと続けたいと思っています。

顔ヨガ講座には50代60代の女性参加者が多いのですが、60歳を過ぎた私が楽しそうにレッスンをしている姿を見て「励みになった、今からでもできることがあると思った」と言ってくださいます。
シニア世代の仕事として「ストアカ講師」は絶対お勧めです。



1年間の猛勉強の末、人生最後の仕事としてWebデザイナーの道を選択│山名先生

山名 浩実 先生(62歳)
WEBデザイナー

◆山名先生のキャリアポイント
・会社員をしていたが、コロナ禍で仕事が激減。
・自身と息子さんの未来のために、新たな道を開拓すると決心
・1年間のWEBデザインの勉強を経て、講師としての新たなキャリアを開始


先生のキャリア
大学卒業後、ジュエリーの会社に就職。51歳の頃に家庭の事情で実家の福岡県に戻ってからは、園芸店で花苗の販売等をする。2020年の春、結婚式場で営繕やガーデニングの仕事をしていたが、コロナの影響で結婚式が相次ぎキャンセルとなり、自身の仕事も激減。

一方、自身の息子さんもコロナ禍で厳しい就職戦線の最中にあり、新しい活路を見出すためにプログラミングの勉強を始めていた。息子さんが就職出来なかった場合のリスクヘッジとして、プログラマーの息子とWEBデザイナーの自分で起業するという道も考えた。

こうした経緯で、終わりに近づいた人生と今から始まる人生を掛け合わせて、新しい世界を切り開くのもありと思い、人生最後の仕事としてWebデザイナーを選んだ。コロナ禍において1年程、朝から晩までオンライン講座等でWebデザインを勉強して、人に教えるレベルにまで上達した。

最終的に、息子さんはプログラマーとして就職。自身は、セミナーで出会った人から販促物やホームページについての悩みをよく聞いていたことから、Web制作会社でWebデザイナーとして仕事をするよりも、簡単にホームページを作る方法を教えた方が世の中に貢献できると考え、ストアカでWebデザインを教えることにした。


❏ストアカ講師デビューを決めた時、60歳以降も続けられるか意識しましたか?

はい、強く意識しましたが健康寿命が残りどのくらいかも同時に考え、スタート時点でストアカ講師を卒業する日時も決めました。


❏どのように生徒様に向き合っているか、教えてください。

「ライザップ式接客術」という本を読んでから、リピート受講してくださる生徒さんが増えてきました。その本の一節をご紹介致します。

ライザップ式接客術とは、
顧客の真のニーズに「向き合う力」
顧客に徹底的に「寄り添う力」
顧客と目標達成後も「つながり続ける力」
が生み出す、顧客を離さないメソッドである。

この3つの力を追求するには覚悟がいります。この覚悟こそが、ストアカ講師としての私のプライドです。

そして私のことを最も必要としている生徒さんに、その方にとって最も大切なことをお伝えするのが私のストアカ講師としての使命であると考えています。



60歳を機に人生後半のキャリアを再考。62歳からスキルシェアデビュー!│南口先生

南口 美智子 先生(68歳)
50歳から楽しむ!稼ぐ!WEBサポート

◆南口先生のキャリアポイント
・結婚後は子育てやパートなどをしながらも、悶々とした気持ちがあった
・SNSが広がるにつれて、女性起業家や様々な仕事の存在を知る
・60歳を機に「後半の人生を輝かせたい!」と、資格を取得。講師の道へ

先生のキャリア
18歳から22歳まで銀行に勤務。結婚を機に退職して、子育てに専念。夫の仕事の手伝いや、事務のパートを経験。
46歳頃からホームページ作成の同好会を作り、仲間と勉強。その知見を生かしてパソコンやスマホを使った生涯学習を提供するNPOの立ち上げに参画した。

60歳を機に将来について考え「人生後半を輝かせたい」と一念発起し、資格を取得して講師業に挑戦。

しかし講師業を始めた矢先、コロナで教室がストップしてしまう。その時に、オンライン講座を解禁したストアカの存在を知り、オンライン講師デビューを果たした。現在、50歳以上の起業・副業を目指す方を対象に、簡単なホームページ作成・画像作成の方法を教えている。


❏ストアカ講師に挑戦したきっかけは?

60歳から後半の人生を輝かせたい!と資格を取ったの機に、講師業を始めました。元々子育て中から何かをやりたいと悶々としていましたが、私の時代はインターネットなどはありませんでした。

SNSが始まった時に、起業されている女性が多くいることを知り、スキルシェアという働き方も含め、職業もいろいろあることを知りました。
その頃から、輝きたいとしっかり思うようになりました。

❏なぜ「60歳から後半の人生を輝かせたい」と思い、さらに講師の仕事を選ぶに至ったのでしょうか?

私の時代は、結婚して子育てしているのは女性の幸せと親に言われていました。私も何の疑問もわかずにそれに従っていました。本当は、大学にも行きたかったです。

NPOを立ち上げ、講座を独自で開催したいと思っても、NPOは利益を出すことができないために、ぼんやりとした活動でした。

また世間にはインターネットが広がり、オンラインでの仕事も増えてきました。その時も世間のオンラインでの仕事=楽して稼ぐというような風潮にとても違和感を持っていました。

このような考えが重なっていった反動で、「自分の力で稼ぎたい」という思いが湧き上がってきました。

だからと言って素人が稼げるわけでもないですが、ストアカで誰かの役に立って感謝されながら、少しお金もいただけるのがとても私に合っていると、講座の度に楽しさが湧き上がってきます。




高校時代から約45年、1,000万円以上を費やした「趣味」を仕事に│斉藤先生

斉藤 常治 先生(60歳)
体験ガイド育成&鉄道ツーリズム・プロデューサー

◆斉藤先生のキャリアポイント
生粋の鉄道ファン。高校生時代から今までにかけたお金は1,000万円以上!?
・IT業界で会社員、起業をするも、57歳で心機一転観光業に転換
鉄道ファン歴45年の知見を生かして、観光業界の応援やオンラインツアーの提供などを行っている

先生のキャリア
44歳までIT系企業にて会社員、45歳でITベンチャーを起業、57歳のとき会社を好きな観光業に転換。現在はストアカなどで、オンライン&オフラインツアーの実施や、観光ガイドの仕事をしたい人をサポートする仕事をしている。

15歳で趣味のためにアルバイトを始めてから現在まで約45年、鉄道趣味に費やしたのは軽く1000万円以上という、今も昔も大の鉄道ファン。現在のきっぷや旅行のスキルは、高校時代にアルバイト代で自分で鉄道に乗るようになってから、約45年かけて身につけた知識だという。ちなみに、昔は「乗り鉄」、今は鉄道での移動時間を楽しむ「移動鉄」。


❏ストアカ講師をシニア世代の仕事としておすすめされますか?

オンライン講座が開講できるようになって、ストアカでの仕事を「60歳以降も続けられる仕事」として強く感じるようになりました。

オンライン講座であれば、場所や体力、経費がほとんどかからず、全国の人に自分の趣味やスキルを届けることができるので、シニア世代の仕事として勧めます。

ストアカで開講したことにより、約1000万円以上無駄に浪費してきたかもしれない45年以上の趣味の鉄道知識で、浪費費用を回収できているので、やっていて良かったと感じます。

世の中には、車を持たない人、免許がない人、免許を返納した人など、旅行で車を使えない人がいます。高齢化が進む日本では、そういった人が今後も増えていくと思います。そのような方に、「鉄道での旅のノウハウ」をお伝えしたいです。



ビジネスの現場で身につけた英語力を武器に、副業先生に挑戦│鹿野先生

鹿野 哲郎 先生(61歳)
豊洲市場のご案内と市場の食材を使った料理を紹介

◆鹿野先生のキャリアポイント
・30代のとき、会社員としてアメリカ駐在を経験。
駐在時代に磨いた英語力を使って何かしたいと悩んだ末、通訳案内士に。
・コロナ前は外国人観光客向け、現在は日本人向けに体験教室を開講
現在も、平日は会社員。好きでやっている土日の先生業は、達成感で疲れも感じない。

先生のキャリア
業務用電子機器メーカー勤務、現在も在職中
31~36歳の時にアメリカ駐在を経験。

アメリカ駐在で身に着けた英語力を生かせる「何か」を探していて、通訳案内士資格の存在を知り、漫然と外国人観光客を相手にした仕事ができたら楽しいだろうぐらいの動機で勉強を開始。

56才(2017年)のとき通訳案内士の資格を取得。
翌年から副業で、通訳案内士として築地市場の案内を開始。研修などを受講し、寿司にぎり体験の講師も経験する。当初は外国人向けにストアカ以外のサービスを使って講座を行っていたが、試験的にストアカで日本人向けの講座を開講すると人気の講座に成長。

コロナで外国人観光客が激減し、それにとって代わり現在は週末にストアカで日本人向け講座を主に行っている。


❏平日は本業、休日は講師のお仕事、休みがなくて疲れそうですが、それでも続けている理由は何ですか?

講師業は「好き」でやっていることなので、体力的な疲れは達成感で打ち消されます。


❏今後のキャリアの展望など、教えてください。

アクティブなシニアライフを送ることを信条としており、ストアカの講座も活動の基盤として継続したいと考えています。

日本人向けの講座は、土日開催に人気があり、これはそのまま継続しつつ、インバウンドが戻ってきたところで、曜日制約が少ない外国人からの需要がウィークデーに増えてきたら、本業比率を下げ、いずれは、市場仕入れ同行付を特徴とする料理教室(日本人向け、外国人向け両方)を本業化したいです。


❏シニア世代の仕事として、「ストアカ講師」はおすすめですか?

内容も頻度も自分で調整できるので、ストアカ講師は、60歳以降も自身の体力的衰えに応じた働き方ができると思う。すべての人に向いているとは言えないが、自身の体力的な変化、世の中で求められるものの変化に適合すべく、常に改善を続ける意欲がある人には向いていると思う。

レビューでたくさんの「楽しかった」「ためになった」との書き込みをいただき、やっていてよかったと強く感じます。



長年のフリーイラストレーターのキャリアの1つとして、オンライン講師も│山内先生

山内 三貴子 先生(70歳)
フリーイラストレーター

◆山内先生のキャリアポイント
・20代で独立して以来、現在もフリーのイラストレーターとして活躍中
・様々なキャリアの1つとして、現在もストアカで開講している
お金では割り切れないやりがいを感じている

先生のキャリア
20代で独立して以来、現在もフリーのイラストレーターとして活動。三越、JR名古屋タカシマヤなどデパートポスターなどイラストレーションや、CHANEL、パナソニック、アートネイチャー、ロート製薬など広告の他女性誌の挿絵など実績多数。

海外からオンラインでのワークショップを頼まれたことをきっかけに、私塾の宣伝も兼ねてストアカで講座を開講。

現在はストアカでのオンライン講座開催に加え、学校での講師(週1回)、対面での私塾、フリーランスのイラストレーターなど、『絵』に関する活動を続けている。


❏シニア世代の仕事として、「ストアカ講師」はおすすめですか?

自分達の世代は力を持った人もたくさんいる。
できる範囲内でやれば充分できると思う。


❏ストアカ講師をやっていて良かったことは何ですか?

講師をはじめてあまりに忙しくなってしまったため、正直やめようかとも思っています。しかし何人かの熱心な受講者がいる限りやめられない、お金では割り切れないやりがいも感じているところです。




まとめ


いかがでしたでしょうか?

1人として同じキャリアを築いてきた先生はおらず、長年の経験やスキルを生かして先生という仕事をされている方や、60歳から新しいキャリアを作り上げてきた先生をご紹介しました。

どの先生もおっしゃっていたのは、「ありがとうと言われて嬉しい」「今の仕事が楽しい」ということ。特にストアカでは少人数の講座を行うことが多いので、生徒様とのつながりも深く、生徒様からの感謝の声もストレートに伝わってくるようです。

講師の仕事は、ミドルシニア層におすすめの仕事の1つでしかありません。しかし、すでにover60で講師として新たなキャリアの道を歩む方々の背中を見ることで、「新しいキャリアを作るのに、遅いことはない」とご納得いただけると幸いです。

「自分にできることは何か?」
「自分が楽しいと思えることは何か?」
と探っていくことが、定活(定年前活動)です。

先生方のキャリアを見て、「やってみたい!」という思いがムクムク湧いてきた方は、ぜひ新しいキャリアに挑戦してみてくださいね!



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